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2010年8月25日

福島県の言葉「めっこめし」

めっこめし」と、いう言葉を使うでしょうか?
意味はサイドバーの「福島県方言辞典」にもありますが、ご飯の炊き方を失敗した“生煮え”で芯が残る不味いご飯のことを指す方言ですが(好きな人もいるかも?)、たぶん福島県内でも若い人や地域によっては使わなくなっていて、意味を知らない人も増えていることでしょう

なぜ、生煮えのご飯を「めっこ飯」というのか、私の場合なんの疑問も持たず父母や祖父が使うので普通に覚えてしまいました。

でも、あらためて考えてみるとおかしな言葉なのであちこちサイトや辞書を検索してみました。

 

そしたら、まず判っていたことですが日本語辞典なるものにはそんなものは無くまったく判りませんでした
次は方言等を記したサイトをめぐりやっと判りました

この言葉はまず「めっこ」という福島県の方言から説明しないと始まりません

 <めっこ>

  • 我が地域での意味は「目が悪い人、見えない人」を指す言葉ですが、元々は「片目の人」を指す言葉「片目っこ」で「片目(かため)」を表すものだったようです。

さて上記をまず頭に置いてもらってから「めっこ飯」に話を移したいと思います

昔はご飯というのは火加減が難しくちゃんと見ていないと炊き上がらない前に火が消えたりすることが有り、まだよく煮えない、米そのもに近い硬い芯が残った出来損ないになったりしたわけです。

そこで、

「ちゃんと見ていなかった」の言葉から「よく見ない飯炊き⇒めっこが炊いたような飯」転じ、
そしてさらに、「硬いご飯」の言葉から「硬めの飯=かためのめし=片目(かため)の飯」となり「片目飯めっこ飯」とも言葉の音ではなるわけです。

その両方の意味が混じりあって「生煮えの飯=めっこ飯」となったというのが最も確実な語源だと私は思いましたね。

なるほどです)一人で納得してしまいました。

ただこれには諸説があり、
福島県内でも「ねっこめし」というところもあり、これは「芯が有って、まるで根が在るようなめし」だから「ねっこめし」になったのだと思います。
同じような考え方から「芯が有って、それがまるで芽が残っているようなめし」だから「めっこめし」というようになったとも考えられます。

たぶん、それらが混ざり相まっているのが本来の語源の姿だと思います。

お詫び
「めっこ」は地域の差別用語になりますが、あえて説明するため使わせていただきましたことを、目の不自由な方達にはご了承していただくよう願うしだいです
m(. ̄  ̄.)mス・スイマセーン

「めっこ飯」という言葉は、意外に広く使用されているようですが、主に北関東から東北と越中や北海道でも使われているようです。

西日本に多いのは「ごっちん飯」で東京・神奈川・千葉など南関東太平洋側では「がんた飯」があるようです。

 

 

 

 

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コメント

めっこの語源は知りませんでしたが、新潟でも使いますね。
もっとも炊飯器が普及して、誰が炊いてもめっこめしにならないのでね~
自然消滅する言葉かな?

投稿: もうぞう | 2010年8月25日 19:49

もうぞうさんへ

無くなるでしょうね。
新潟や山形でも言うことは知っていました。
東日本では多くのところで言うみたいです

投稿: 玉井人ひろた | 2010年8月25日 20:15

方言の元々の意味を辿っていくと、意外な語源があっ
たり、しますよね。
ちなみにこちらで方言では、なんて言うのか調べて
いないし、わたしも知らないのですが、「生煮え
ご飯」?というのかな?玉井人さん、よく調べられて
いますね。

投稿: 浜辺の月 | 2010年8月25日 22:38

実家の母が使います。
自分ではちゃんと水量を入れたはずなのに!!
と思うそうです。(笑)
母がめっこめしを作ってしまうのは、ものすごく体力も気力も落ちているのに頑張らなくちゃいけない時。
主に身内のお葬式ができた時に一度はやってしまうそうです。

投稿: サンちゃん | 2010年8月25日 22:45

「めっこめし」に該当する言葉は、私の地域ではたぶん無いと思います。今まで考えた事もありませんでしたが、方言というのは標準語には該当する言葉が無い「単語」」まで作ってしまう。というか有るんですねぇ。

投稿: HAPPY太郎 | 2010年8月26日 02:06

浜辺の月さんへ

そちらでも使うようですが、「ごっちん飯」とか「がんた飯」があるようですよ
 
 
サンちゃんへ

ある程度の年齢の方は必ずいいますよね。炊きそこないのは全部そう言いませんか
 
 
HAPPY太郎さんへ

そちらでも同じく「めっこ飯」と言うようですが、「がんた飯」という言い方が残っているようですよ

投稿: 玉井人ひろた | 2010年8月26日 08:10

なるほど…と、妙に感心してしまいました。
方言にもいろいろありますね。
私は首都圏に23年いましたが、遂に綺麗な標準語を喋れないままでした。
ていうか、故郷の言葉を捨てられなかったのかもしれません。
上京したての頃はなにかと馬鹿にされることもありましたが、方言には古語に近いものも多く、私はそれに愛着がありましたからね。

投稿: がんさん@大和の国 | 2010年8月26日 08:18

がんさんへ

標準語はその時代の首都(中心都市)がどこかで変化しますので“少し古い標準語”はすべて方言となっていくようですね

投稿: 玉井人ひろた | 2010年8月26日 08:23

なんでも調べてみるっていう旺盛な好奇心に乾杯!!!にらめっこ・・なら知ってるけど・・・

投稿: 山口ももり | 2010年8月26日 08:33

めっこ飯!去年炊飯器が壊れてから、鍋でご飯炊いてます。電磁調理機しかなく、普通の鍋で。気温や水加減で、強火弱火を微調整。結構神経使っているのに、なんで!!と失敗することが。子供の頃、糠で羽釜で炊いたご飯を食べてた玉ノ井っ子の私、めっこ飯!と自然に出てきました。
朝なんか鍋の中に登場された日は、焦ります。
昔の人も大所帯でめっこ飯には、泣かされだでしょう。アナログな生活は不便な事も多々ありますが、生きてる実感が感じられます。猛暑にクーラー無しで、何度もバテバテになった私の、遠吠えとでも。

投稿: パワフルママ | 2010年8月26日 10:28

山口ももりさんへ

にらめっこは私も知っています
 
 
パワフルママさんへ

ぬか釜炊きや蒔炊き、昔は難しいものだったとあのころの母親の様子を思い出します。
今はその母も電気でポン

投稿: 玉井人ひろた | 2010年8月26日 19:06

北海道出身の妻(53)がイカ飯を焚いてくれました。
味見の際、「給水が短かったからメッコになってるかも」と。
てへぺろ~ってノリで使ってる訳ですが、言葉の成り立ち的には被差別者の心をえぐる物であり。
言葉って難しいです。

だからって、「不適切な方言は捨てろ」ってのも気に食わず。
言葉の意味を噛み締めつつ、あえて使い続けてあげたいです。

↑とか言いつつ、一方では「こういう事を言う奴は死んでしまえ」なんて思うこともあります。
私は出生が複雑なので、民族とか宗教とかで能天気な事を言われるとブチ切れそうになりますし。
生きるのって難しいです。

投稿: ぷく | 2023年6月15日 18:40

>ぷくさんへ

だいぶ前の記事へのコメント、ありがとう存じます
北海道は全国からの移住で成り立ちましたので、共通する言い方が在るのかもしれませんね。

投稿: 玉ヰひろた | 2023年6月15日 20:35

亡き父がスペインでパエージャ(パエリア)を一口、
「なんだこれ、メッコ飯だぞ!」
と言ったのを思い出しました。父方の本家は新潟です。

私はずっと米に芯が残っている様子を「目がある」と
表現しているのだと思っていました。

投稿: 山桜 | 2023年6月16日 00:22

>山桜さんへ

諸説あるので、その説もあるのかもしれませんよ。

投稿: 玉ヰひろた | 2023年6月16日 08:06

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