小さなポケットの使い道は?
このジーンズが生まれたのはゴールドラッシュに沸く1800年代後半のアメリカです。
日本で言えば明治維新(明治元年~明治10年ごろまで)が過ぎ、人々が明治という年号に慣れたころのことです。
考案し販売したのが現在の[Levi`s]のロゴで有名なアメリカのリーバイス社、
ゴールドラッシュで沸く金鉱山の石や岩の中の作業でも破けない丈夫、かつ動きやすく“毒蛇避け”にも効果が有る(?)ズボンとして、一攫千金を夢見る鉱山作業の人々に好まれ、
たちまちのうちに広まったものであることは、かなり知られていると思いますね。
そのころのことですから、腕時計なんて無い時代ですから休憩や昼食時間を見るのには携帯に便利なものと言ったら「懐中時計」です。
その懐中時計を入れるために作られたのがこのジーパンの小さなポケットというわけです。
ですから名称も「ウォッチポケット」というんだそうです。現在はそういう使いかたはしませんのでリーバイス等では「コインポケット」という名称で、古のなごりとしているようです。
ところで、リーバイスでも高級なジーパンの生地になるとすべて広島県にある元は藍染めの老舗である「KAIHARA(カイハラ(株))=貝原株式会社」という会社が一手に引き受けています。
この会社は他にユニクロ、EDWIN(エドウイン)など国内50%、そしてLevi`s、Lee(リー)を始め海外70%のシェアーを持つデニム生地メーカーなのです。
「これはアメリカ製の高級ジーンズだ」と、自慢している方、その生地は日本製ですよ。
もっと日本製も自慢してもらいたいものですね
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コメント
アメリカの象徴のジーンズ生地が日本製ですか。
衣料品関係は発展途上国がほとんど引き受けていると思っていましたが、まだまだ日本もやりますねぇ。
最近はジーンズを履かなくなりました。年齢が高くなるに従って、カジュアルなものが似合わなくなってきましたね。
投稿: HAPPY太郎 | 2010年10月12日 (火曜日) 14:38
通称コインポケットは、小銭や切符入れにと便利に使っています。
今朝のテレビでこのトピックスを見て、使い方を知らない人がいて驚きました。
私は日本のジーンズのメッカは、岡山だとばかり思っていました。
投稿: 山桜 | 2010年10月12日 (火曜日) 15:06
HAPPY太郎さんへ
そうですか。わたしはジーンズ本来の用途「作業服」として着用していますので、そのままお出かけにも(少し綺麗なもの)を着用することがほとんどです
余談ですが富士通パソコンは唯一国内工場で一括製造されているものらしいですよ
投稿: 玉井人ひろた | 2010年10月12日 (火曜日) 17:33
へ・え・え・・・何にも知らずにはいていました。小さなポケット、切符とか入れます。
投稿: 山口ももり | 2010年10月12日 (火曜日) 19:06
山口ももりさんへ
そういうのしか入らないですよね
投稿: 玉井人ひろた | 2010年10月12日 (火曜日) 22:11
最近でもたまにジーパンをはきます。
しかしジーパンに限らず昔のズボンがはけなくなりました。
昔は痩せてたんだな〜としみじみと思う今日この頃です。
投稿: はーパパ | 2010年10月13日 (水曜日) 10:37
はーパパさんへ
私の場合一時期履けなくなったズボンが、食事制限など心がけたせいか履けるようになって来ましたよ
投稿: 玉井人ひろた | 2010年10月13日 (水曜日) 11:30
山桜さんへ
岡山も盛んだと思いますが、このメーカーは高級ジーンズばかりのようですよ
色あせが少ないとか
投稿: 玉井人ひろた | 2010年10月31日 (日曜日) 10:01