また一つスタンドの灯が消えた

国道４号線を利用して関東から北上し福島県に入り、さらに北上し郡山市を抜け阿武隈川（あぶくまがわ）の支流の五百川（ごひゃくがわ）に架かる日本橋（ひのもとばし）を渡ると左手遠くに安達太良山、直ぐ右には東日本最大のアサヒビール工場とビール園が見えてくる、そこから本宮市（もとみやし）になります。

ほとんど曲がらない本宮市内の４号国道をひたすら走ると約７ｋｍ．ほどで安達郡大玉村との境にたどり着いてしまいます。

この旧本宮警察署（現在は郡山北署本宮分庁舎に名称変更）を中心にして南へ約４．５ｋｍ．、北へ約２kmの車で走れば１０分たらずの本宮市の４号国道約６．５kmを走ると、家並み・件数の割りにあるものが多いことに気がつきます。

一つは、信号機です。

この区間の４号線には２０箇所ほども信号機のある交差点が連続します。
その間隔は短いところで約１００m.もなく連続し、いったん信号に捕まると運が悪いときには全ての信号ごとに停止することもあり、以前は朝夕の交通量が多い時間帯には信号２回待ち３回待ち等ざらで福島県内で渋滞の名所でした。

現在は全面片側２車線化が完了し、渋滞は‘少し緩和’されましたが、今でも朝夕にはこの場所を避け別のルート（大玉村のルート名「たんぼ通り」）を通る人が多いです。

２つ目は、ガソリンスタンドです。

市の境のスタンド（郡山市１と大玉村１）も含めると“１０店舗以上もあります”。数字上で言えば４～５００m.置きに１店舗のスタンドが存在していることになります。

ですから、その販売競争も激しく撤退するスタンドや廃業になるスタンドも出てくるわけです。
今まで、すでに３～４店舗が姿を消しています。

そしてまた残っていた中で最も古いガソリンスタンドが今月一つ、姿を消しました。

姿を消してもまた新たなスタンドが増えるので総数としては変わらないのですが、この短い区間で同業者がしのぎ合うのは並大抵なことじゃなく、どうしても昔からの地元業者のスタンドは資本的に弱いため消え、大手グループのスタンドが勝ち残る傾向が強いですね。

人口増加地域だし、国道沿いに本宮インターチェンジもあるし、交通量は多いし、立地条件は悪くはないのですが・・・また、増えるのでしょうか？

そうなると、国道から離れた市街地の地元スタンドも、消えそうだな・・・