おばあちゃんの家から拳銃が出た
見つかったのは福島県郡山市に住む90才代の女性の家、親戚の人が家の片付け等していたら、出てきたのが「日本帝国陸軍将校用の軍刀」が1振り、そして同じく「将校用のベルギー製自動式拳銃・ブローニング(マガジン付属)」が1丁、だったのです。
驚いたのは親戚の方でしょう。直ぐに警察に電話し、そのまま拳銃と軍刀は押収されたそうです。
たぶん、ある程度の取調べもあったんでしょう。
その結果、90代女性の夫は昔帝國陸軍の将校で戦死し、軍人の魂である軍刀と愛用の拳銃が「遺品」として届けられそのまま大切にしまいこまれていたのが真相のようです。
まだ、第二次世界大戦は過去のものになっていないような気になってしまいました。
余談ですがこの拳銃にはフォトのようなマガジンと呼ばれる、弾を装てんするものもしっかり付属していて現在でも使用できることが驚きです(フォトのはモデルガン)。
このブローニングという自動式拳銃は‘第一次’世界大戦には使用されだしていまして、日本国内では“現在も”地方の一部の警察官が使用されている?という代物なのだそうです。
つまり、弾さえあれば今でも使用可能なんですからね誰にも見つからずにいて本当に良かったです。
しかし、昔の将校というのはいいのを持っていたんだなと感心してしまいます。
<雑学>
第二次世界大戦当時、日本帝国陸軍将校たちに「護身用拳銃」として人気が有った輸入拳銃は次のだそうです
1位、ブローニングM1910(ベルギー製)自動式拳銃
2位、 コルト M1903じど(アメリカ製)自動式拳銃
面白いのはこの大人気の拳銃はどちらもアメリカ人の「ブローニング氏」が設計した拳銃だということです
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コメント
日本軍がブローニングを持っていたとは驚きました。
全員南部式では無かったんですねぇ。
ブローニングはルパン三世の峰富士子の愛用銃ですね
軍刀はまあ良しとして、遺品とは言っても拳銃をしまいこんで忘れるのかなあと、ちょっと疑問も浮かびますね。
>国籍不明の古い不発弾
ちょっと気持ちが悪いですね・・・。
投稿: HAPPY太郎 | 2010年10月27日 (水曜日) 10:07
HAPPY太郎さんへ
将校クラスの上級仕官になるとお金もあるし、ステータスシンボルとして外国製のを個人的に業者から頻繁に買っていたようですね
投稿: 玉井人ひろた | 2010年10月27日 (水曜日) 17:31
そんなこともあるんですねえ。私が子供の、白い布に巻かれた物がタンスの底にありました。何やろ??と、ほどいてみたらふたふりの刀。長短でした。母が、「そんなもんさわったらあかん」ってきつく叱ったことを覚えています。あの刀???今どこに???
投稿: 山口ももり | 2010年10月28日 (木曜日) 10:19
山口ももりさんへ
私も似たような体験を小学生のころにしています
近所の家に遊びに行きそこの息子に案内され真剣というのを始めて触ったときのなんともいえない重厚感と恐れという威圧は忘れられません。
そういえば、あの大小の立派な刀もどうしたのでしょう?
投稿: 玉井人ひろた | 2010年10月28日 (木曜日) 10:50
海軍にいた、叔父は戦後、短銃を持って帰郷し、それを祖父が捨てた(始末した)という話を聞いたことがあります。どちらも故人になり確かめようも無い事柄であります。記事の拳銃、つれあいの記念の品だったのでしょう。それが、たまさかに「武器」であったことで話題になった。戦争で引き裂かれた、互いの切ない想いに、鈍感な感性が、戦後の経済成長を支えたとするなら、行き詰まりを見せつつある、この時代とは何だったんだろう。
投稿: 野良通信 | 2010年10月28日 (木曜日) 13:50
野良通信さんへ
微妙なところですよね。先祖代々の宝刀という考えや遺品という考えも有りますし、遺品の“い”の字も理解できない悪い奴らの手に渡って、間違って使われたら兵器ですしね
投稿: 玉井人ひろた | 2010年10月28日 (木曜日) 14:18