へんに感心してしまった
ニュースで何度かやっていたので知っている人も多いと思いますが、昨日起きた中国上海の高層マンション火災の報道です
古い42階建てビルで、そのため住人も高齢者が比較的多く逃げ遅れて40名以上もの死者を出した大火災でしたね。
私が感心したのは、その古いビルは外壁の塗装工事をやっていたそうですが42階建てと言う高僧ビルの工事用足場が鉄パイプじゃなく‘竹竿’で組まれていたことです。
ジャッキーチェンの香港映画ではよく見かける光景ですが、上海辺りのあんな高い高層ビルでも竹で組んで行く技術で建築業者が働いていることに驚き感心してしまいました。
竹ざおを縄で組んでみたことのある方はよく解ると思いますが、竹と竹を縛って固定するというものは非常に困難なもので、独特の結び方と紐使いをします。
わたしも、農作業で竹ざおを使っていますので、固定しにくさはよ~くわかります。
それを、あんな高さまで鉄パイプと同じ強度に組んでいく中国人の技術、それはそれは並大抵な技術じゃないです。驚愕です。
現在の日本でそれをやろうとしたら、それがどんなにしっかりした高等技術でも危険とされ違法だと判断されますのでやることは有りません。
しかし、古の日本にもそういう匠の技を持っていた人々がたくさんいたのです。
昔から日本では百の技術者に相当することから‘百の姓(かばね)’=「百姓(ひゃくしょう)」と呼ばれた者達の中の一人でもあった亡き我が父も細縄で竹を組む技術を持っていたのを懐かしく思い出しました。
ただ、今回の上海の火災はその竹の足場に火が移り瞬く間にビルに火が回った可能性があるとか・・
竹は青竹でもよく燃えるのが特徴でも有りますが、このことで中国のこの匠技が禁止になったら、少し寂しい気がいたします
後日発表報道
- 中国当局では無免許の溶接工がやっていた工事が竹の足場やナイロンネットに火花が燃え移り炎上した
- 中国メディアの専門家の話では、中国政府が指導で行われた外壁断熱材が防火対作品でなかったため、それが燃え広がったのが原因ではないかと報道
- 日本国内の専門かも、竹の足場は残っていることから粗悪品の外壁断熱の可能性が高いとの見方を示した。
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コメント
百の技術とは、なるほどと思いました。
今までなぜ百姓なのか不思議でしたね。
中学の先生から、農家と言われるよりは百姓と言われた方が嬉しいようだ。と聞いたことがありますが、たぶんこれだったんでしょうね。
投稿: HAPPY太郎 | 2010年11月16日 17:04
HAPPY太郎さんへ
農家で百姓の意味を知っている人はほとんどいませんけどね。
投稿: 玉井人ひろた | 2010年11月16日 18:56
百姓って、差別的用語では?
由緒のある言葉のようですが。
投稿: もうぞう | 2010年11月16日 19:12
もうぞうさんへ
本来は由緒と誇りある名称なんですが、意味を知らない人が多くなってしまった証拠です
「貴様」と言う言葉に経緯が似ていますよね
投稿: 玉井人ひろた | 2010年11月16日 19:36
今時と言うよりタケ資材の足場が高層ビルに使われているのに正直びっくり!しかも溶接を免許なしで。世界には色んな事があるものです。
投稿: 鹿児島・かっちゃん | 2010年11月17日 12:54
鹿児島かっちゃんへ
本当に驚きますよね。世界は広い
投稿: 玉井人ひろた | 2010年11月17日 14:23