冷や飯食いの・・脂肪つぶし
「冷や飯食い」とは、跡継ぎじゃない男子やいそうろうでまともな飯を食べさせられないむごい扱いをしている人を指しますが、わが地域では朝寝坊でみんなが食べ終わったころにやっとこさ起きてきて冷めた飯を食う怠け者を指す事が多いです。
ですから「冷や飯食いの穀つぶし」などという、酷い言い方になります。
ところが、この冷たいご飯には温かいご飯には無い、ダイエットに繋がる栄養素が存在すると言うのです。え~!ですよね。
その成分の名前は「難消化性でんぷん」と、言うものなのだそうです。横文字で言うと『レジスタントスターチ』とも言うらしいです
<難消化でんぷんの働き>
- 胃で消化されにくいため、腸の中で食物繊維のような働きをする
- 大腸内で腸内細菌の餌となり、「酪酸」「酢酸」「プロピオン酸」という成分に分解され腸内を健康にしたり、肝臓の脂肪分解に貢献する
※、酪酸は、腸の細胞の唯一のエネルギー源となり、細胞のターンオーバー(生まれ変わり)を促進し腸を若返らせる作用がある
プロピオン酸には、肝臓内で脂肪の燃焼を促す作用がある
- さらに、冷めたご飯は、温かいご飯と比べて血糖値を上げにくいため、インスリンの働きも穏やかになり、脂肪の蓄積も抑えられると考えられる
温かいご飯が今はいつでも食べられますが、私の子供のころはお弁当とは冷たいご飯が常識の時代でした。
そのころの方が沢山ご飯を食べていたのに太った人がいなかったのは冷たいご飯の「難消化でんぷん」の作用が有ったのかもしれません。謎が一つ解けたような気がします
でも、やはり温かいご飯がおいしいですよね
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コメント
寒いときはイヤですが、温暖なときは冷や飯(常温)は嫌いではありません。いやむしろ好きですね。
コンビニで「・・・暖めますか?」って聞かれてもまず100%「いいえ」です。
固まりになったご飯、食べ応えがあって好きだな~
投稿: もうぞう | 2010年12月17日 (金曜日) 20:28
もうぞうさんへ
そういえば「ひとめぼれ」という米の品種は“冷たくなってからおいしい品種”というのが売りだったんですが、人気がた落ちです
投稿: 玉井人ひろた | 2010年12月17日 (金曜日) 20:31
「難消化性でんぷん」知りませんでした。ダイエットを目指しているものにとってこんなに役に立つものがあったとは・・・。“冷たいポテトサラダ”などもいいそうですね。
これからの時期、朝から冷たいご飯もしんどそうなのでサプリメントとして摂取するようにするために、さっそく注文いたしました。またまた、ためになる情報をありがとうございました。
投稿: koji | 2010年12月18日 (土曜日) 06:37
kojiさんへ
サプリメントとしてもう販売されているんですか。
いや~知りませんでした
投稿: 玉井人ひろた | 2010年12月18日 (土曜日) 07:44
へ・え・え・・・冷や飯食ってる割には太っていますよ。何食べても美味しくて困っています
投稿: 山口ももり | 2010年12月20日 (月曜日) 10:28
山口ももりさんへ
それは健康でけっこうなことじゃないでしょうかね
投稿: 玉井人ひろた | 2010年12月20日 (月曜日) 12:34