緊急車両との事故は面倒
今日(3日)午前9時50分頃、さいたま市緑区三室の市道、信号機のない交差点で、119通報現場に向かってサイレンを鳴らし緊急走行中(患者は乗っていない)だった同市消防局の救急車と、同区の園児21人を乗せて通園途中だった私立ふるさと幼稚園のバスが出合い頭に衝突するという事故が起こりました。
この事故で救急車を運転した男性隊員(31)と、バスに乗っていた園児3人が顔などを打ち軽い怪我を負っただけで重傷者や死者は有りませんでした。
さて、緊急車両がサイレンを鳴らすなどして緊急走行している場合、下記のようなことが法規で定められています
交通法規、第四十条(緊急車両優先)
交差点又はその附近において、緊急自動車が接近してきたときは、路面電車・一般車両は交差点を避けて、かつ、道路の左側に寄って一時停止しなければならない。(左側に寄ることが緊急自動車の通行を妨げることとなる場合にあっては、道路の右側に寄る)
前項以外の場所において、緊急自動車が接近してきたときは、車両は、道路の左側に寄って、これに進路を譲らなければならない。※、上記に違反した場合、五万円以下の罰金
意外と知られていないのですが緊急車両を運転する場合、ドライバーは免許取得後3年以上経過し、さらに緊急車両運転資格認定をクリアしないと運転ができないことになっています。(ただし、自衛隊はこれに当てはまらない)
そして、園児等送迎バスなども経験豊富な、場合によっては大型2種免許を所持しているドライバーが運転しているものですね。
いわば、どちらも安全第一をもっとうにして比較的遅めで走行する優良プロドライバーになりますから、こういう事故等は起きるはずが無いことになります。
しかし、起きてしまった。
事故原因はまだよく判っていないようですが、やはりわずかでも救急車にミスが有ったとしても、一方的に園児送迎バスのドライバーが先の法規によって処罰されてしまうのでしょうね
緊急車両って以外に気が付かないときも、まま有るんですよね。特にサイレン音が小さめの警察車両は気が付きにくいことが多い
緊急車両の場合走行中は飛行機などのように“識別信号”みたいなのを一般車両に発信して走行するようなシステムを作ってもらえないものですかね。
聞けば、「サイレンがうるさい」とか苦情を言う人もいるとかで、そういう人も喜ばれる気がするんですよね
総務省は空中線の地デジ化計画の中に、これも検討したら良いのにね
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コメント
良いアイデアですね。
たとえば、緊急警報ラジオのように、緊急車から発せられた電波を受けた近くにいるクルマのラジオの電源がかってに入って知らせるとかなら、実用化はすぐに出来そうです。
投稿: もうぞう | 2010年12月 3日 (金曜日) 19:44
もうぞうさんへ
電気自動車やハイブリット車より、簡単な気がしますよね。
実際に今やっているわけですからね
投稿: 玉井人ひろた | 2010年12月 3日 (金曜日) 21:19