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2010年12月16日 (木曜日)

母と叔父の昔話から・・「嫁と姑」

年老いた母と叔父が顔を合わせると、やはり話題は昔あったことが多くなりました。今では考えられないことも少なくなく、笑い話になっています。

その中でも、今では考えられないほどのむごたらしいいじめをする鬼のような姑、そしてその鬼姑にいじめられ血の涙が出るほどの思いで耐える悲しい嫁の話、それすべて事実なのですがなぜか笑ってしまう“オチ”があるんです。

先日も、こんな昔話をしていました。

それは昔はよくある話で、あまり身体が丈夫じゃなく、さらに鍬なども使った経験がほとんど無いまま「百姓の家なら食うに困らない」と、大きな農家に嫁いできた若い嫁さんの話です

 昔の農家は全てが手作業で、男女も関係なく重労働が続く毎日です。ところが、若い嫁さんは疲労で具合が悪くなりまともな仕事ができないわけです。
それをみて、姑は「しっかり働きなさい」と怒り心頭で怒鳴るのです。それでも、嫁さん力が出ず「具合が悪いので少し休ませてください」などと言うが聞き入れるはずもなく、かえって「お前の病気は仮病と言うんだよ」と罵られるしまつです。ひどいものです

それが辛くてこのいじめられている嫁さんは、そのはなしを近所の同じ年代の嫁さんに話したそうです。その会話

嫁さん、「本当に具合が悪いのに義母さん“仮病だ”て言って怒るの。辛くて辛くて

隣の嫁さん、「それは、酷い、酷すぎよ。いくらなんでも“仮病だ”なんていい過ぎ

嫁さん、「そうでしょ。わたし義母さんが言うような‘仮病なんてひどい病気を知らない’もの

隣の嫁さん、「!?・・・・仮病て、‘病気の名前’じゃないんだけど・・・」

この(当時は)若い嫁さん、「仮病」という言葉をまったく知らなかったそうで、何か酷く恥ずかしいような病名かなにかと思い、そのことまで悩んでいたようなのです。
いくら半世紀以上も昔の話でも仮病を知らなかったとは可笑しい話です

嘘のような話ですが、本当のことです。この当時は若い嫁さん、生きていれば80歳は軽く越していますが、仮病の意味を今は知っていることでしょうね

こんな話がけっこう昔のには沢山有るんですよねえ

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コメント

なるほど、「仮病」という言葉自体がもう死語に近いのかな?

投稿: もうぞう | 2010年12月16日 (木曜日) 19:37

もうぞうさんへ

死後じゃないと思いますよ。この文中の話はもう半世紀も前の‘昔話’ですからね

投稿: 玉井人ひろた | 2010年12月16日 (木曜日) 21:17

こんにちは。
先日はコメントを頂き、ありがとうございました。
今回は、白髪の事について書かせていただきました。
よろしかったら、お立ち寄り下さい。


福島県の方言のブログも興味深く、
読ませて頂いております。

投稿: ささやん(管理者) | 2010年12月17日 (金曜日) 16:58

ささやんへ

なんだかリクエストに答えていただいたようになってしまいましたね。ありがとうございます

投稿: 玉井人ひろた | 2010年12月17日 (金曜日) 17:02

嫁姑、しっかり苦労しました。本当に大変な26年間。まあ・・・潰されなくて良かったとおもいます。私は絶対あんな姑にはならないぞ。

投稿: 山口ももり | 2010年12月20日 (月曜日) 10:26

山口ももりさんへ

そうだったんですか。一緒に一つ屋根の下に暮らすと言うことはいろいろと有りますよね

投稿: 玉井人ひろた | 2010年12月20日 (月曜日) 12:35

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