福島県の道路でじゃんけんポン
わたしがブログをはじめる前からわたしのページにコメントを頂いている「いっこんまさん」の「酒酒楽楽」というブログで面白い記事が有りましたのでわたしも書いてみることにしました
福島県を東西(太平洋から日本海まで)に走る国道49号線にはこんな標識が初めてお目見えしました。なんの標識か分かるでしょうか?
渋滞のときに子供が飽きないようにじゃんけんして遊ばせるものでは有りませんよ
- これを設置したのは「国土交通省磐城(いわき)国道事務所」
- これが設置されている路線は国道49号線、いわき市の磐越道いわき三和インターチェンジ付近~郡山市方面への約20kmの中の10区間。
(ルート上の4カ所には新しい標識を説明する看板も設置されている) - これの名称はそのままズバリ「じゃんけん標識」
- この標識の大きさや材質は「縦、横20センチ四方のビニール製」
さて、この標識が何を示しているかと言うと、
まず白地に青のパーの絵が画かれているのをよく見てください。指の先から四角の模様が描かれていますよね。
どうでしょう。
‘節分の豆まき’のように何か手に持ったものをバラ撒き放ったように見えないでしょうか?
実はこれ、道路に凍結防止剤を撒く作業のときの手の様子を図案化したものだそうです。
ですから「パー」は「ここから凍結防止剤が撒かれています」という意味で、「グー」は「凍結防止剤撒布区間が終了しました」ということを示しています
つまり、「ここは凍結危険箇所になっていますから注意してください」と、ドライバーに注意を呼びかける標識なのです。
いわき市から郡山市方面への国道49号は途中には曲がりくねりながらさらにかなり急勾配の坂を走行するようになる中山間地は「49号難所の峠越え」として知られています。
特に雪のほとんど降らない温暖ないわき市の市街地に住む方たちは冬でも夏タイヤのままですので、凍結道路には不慣れです。そのため毎年凍結した坂では事故等が相次ぎます。
それを少しでも減らそうというユニークな取り組みを決めたようです。
標識はあってもドライバーが意味を知らないと役に立たない。知っていても見つけられないともっと役に立たない。
だから目立つように、気になるようにこれになった・・とか
お役所も、なかなか考えるものです
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コメント
へ~これは面白いですね。
全国にも広がればいいのにね~
投稿: もうぞう | 2011年1月28日 (金曜日) 19:29
玉井人さん、ありがとうございます。
丁寧に分かりやすく書いてくださって、さすが玉井人さんです。
未だ疑問に思っている人たちにも、これで知れ渡るでしょう。
お陰さまで、今日のアクセス数ががぐんと増えてるんじゃないかと思います。
投稿: いっこんま | 2011年1月28日 (金曜日) 20:33
もうぞうさんへ
「ひみつのケンミンショウ」あたりで紹介してもらいたいですね

いっこんまさんへ
こちらこそわたしのブログのいいネタに使わせていただき感謝いたします
投稿: 玉井人ひろた | 2011年1月28日 (金曜日) 21:02