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2011年1月13日 (木曜日)

「赤いランドセル」の話

NPO法人「JYMA日本青年遺骨収集団」(東京)という組織を知っているだろうか?わたしはまったく知りませんでした。活動内容は第二次世界大戦によって南方の島々で亡くなられた方々の遺骨や遺品を収集し日本へ持ち帰り、慰霊することです

この邦人の代表である赤木衛氏(45)が活動を続ける原点となっている体験を記載したいと思います

第二次世界大戦中米軍等の攻撃で多くの民間人も犠牲となったサイパン現在はアメリカ統治領北マリアナ諸島に属するで、昭和59年の遺骨収集に参加した赤木衛氏(45)は「人生がひっくり返るような衝撃でした」という体験をすることになる。

蒸し暑い人気の無い密林で小さな遺骨とともに見つかった赤いランドセル。中にはたくさんの教科書が入っていた。

少女の未来”が詰まったランドセルを、遺骨とともに麻袋に入れて密林の山を下った。

生きていたら自分の母親と同世代くらい。背に食い込む女の子の命の証を感じました」。と、そのときの衝撃的な思いを語った

たかがランドセル、されど子供たちにとっては大事な大事なものなのです。恐怖で雲の上を走っているような状態でもしっかりしっかりランドセルの肩ベルト握り締める小さな女の子が、親とはぐれないようにと必死に走っていく姿が浮かぶようです。

初めてランドセルを背負って学校に行く朝の気分、初めての学校を体験して帰宅したときの思い、なにか人として大切な原点があったような気がしませんか?

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コメント

ランドセルって6年間持っても未だしっかりしているってのが凄いです。そんなお話もあったのですねえ。

投稿: 山口ももり | 2011年1月14日 (金曜日) 08:47

山口ももりさんへ

私は4年ほどで壊れました

投稿: 玉井人ひろた | 2011年1月14日 (金曜日) 08:58

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