ワンピースを着た女の子
福島県の矢祭町(やまつりまち)にある矢祭町立東舘(ひがしだて)小学校ではそこの宍戸仙助校長の呼びかけで2~3年くらい前からラオス(ラオス人民民主共和国)の小学生に学校や教材等を贈ろうと言う支援活動を行っていています
その中でも特に貧困層が多いサラワン県の奥にある「ナトゥール小学校」と姉妹校に成りまして、いろいろな交流支援をしています。今回はいらなくなった楽器を大量に集めて宍戸仙助校長らが届けに行っってきた様子や、現地の子供たちの暮らしを東舘小学校の子供たちに校長が自ら説明する様子が報道されました。
そこにこんな場面が有りました
現地で撮った小学1年生くらいの女の子、白地に赤い模様のワンピースを着たかわいらしいラオスの少女を指し示し、おもむろに校長が東舘小の低学年のみんなを前に話し始めました。
校長、「実は・・・、この女の子はパンツを履いていません」
子供たちの、あちこちから無邪気に大声で笑い声が上がったのです。
すると校長はとがめず悲しい表情を浮かべ、少し大きな声になって訴えたのです
校長、「この子はパンツが無いんです」「買えないんです
」
そのとたん、叱られた訳じゃないのに子供たちは一斉にシ~ンとなったのです。
子供たちは何も言われなくても校長の訴えに「笑っちゃいけないこと」を悟ったのです。「これが教育というものだ」ろうと、「教育者だろう」と、「教育現場」だと感じましたね。
文部科学省のお偉いさんたち、もっと考えましょう
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コメント
そうですよね~
日本ではなんだかんだって国に文句言ってますが、貧しい国や昔の日本のことを思えば、まだましな生活を送っているはずですよね。
投稿: もうぞう | 2011年1月30日 (日曜日) 19:37
もうぞうさんへ
昔から言われるように「痛い目に遭わないと分からない」というのが人なのかもしれません
投稿: 玉井人ひろた | 2011年1月30日 (日曜日) 20:57
こんばんわ。
・「文章」を読んで。
「支援活動」は、大変に良いことだと、思いますね。
文部科学省も、その事を見習って欲しいですね。
投稿: H.K | 2011年1月30日 (日曜日) 22:13
H.Kさんへ
大変なことですけどね
投稿: 玉井人ひろた | 2011年1月31日 (月曜日) 08:23
すばらしい校長先生ですね。
私の子どもが通っていた小学校はわりと富裕な方が多い地域でしたが、そのような発想や活動はありませんでした。PTAなどで何となく水を向けるような発言をしたことはありますが実現には至りませんでした。
バザーなどで貯めた資金で自分たちの学校に備える備品、子どたちに配る記念品などを購入したりしました。それが悪いとは思いませんが、せめてその何分の1かでも他の人のために役立てるために使えたらと思いました。
投稿: kisa | 2011年1月31日 (月曜日) 10:56
kisaさんへ
いざやるとなると大変だと思います。この校長の場合そいう活動をするNPOと親交があったのが切っ掛けのようです
投稿: 玉井人ひろた | 2011年1月31日 (月曜日) 18:58
う・う・・・ん。いつも考えさせられることばかりです。
投稿: 山口ももり | 2011年2月 1日 (火曜日) 08:54
山口ももりさんへ
いろんな、教育の仕方があるという例ですね
投稿: 玉井人ひろた | 2011年2月 1日 (火曜日) 12:20