ランドセルを始めて背負ったお子様
ランドセル、私の子供のころは小学校入学時に買ってもらって小学生のほぼ100%が背負っていたと思います。
ですから、小学校新入学=ランドセルというイメージまであったような気がします
わたしもまだ当時まだ元気で存命だった祖母から買ってもらいました。ただ、その当時合成革の少し安いランドセルが出始めたころで、高価な本革のランドセルが買えない祖母はその少し安いほうを買ったのでした。
そんな大人の事情を知らない私は生意気にも「これ偽物の革のランドセルだ」と、言ってしまったのです。祖母や親たちは複雑な顔で笑っていましたが、辛かったでしょうね)
しかし、最近はそのランドセルに代わって布製等の背負い式カバンが多く見られるようになりました
理由は、ランドセルが高価すぎるとか、重いとか、いろいろ理由は有るようです。
ところで、ランドセルの語源を知っているでしょうか?
オランダ語の“背負うもの”を意味する「ランセル」が訛って転じたものだそうです。
そのランセルを最初に使用したのは明治政府の軍隊が兵糧等を入れて背負う布製のリュックサックのようなものを指して言っていたそうです。
時は移り明治の中後期、それまで皇族の子供が小学校に通学するときは馬車で送り迎えされていたのですが、明治政府はそれを廃止させました
そのため、明治天皇の息子=皇太子もその例外にもれず教科書等を自分で持っていくことになったのです。時の総理大臣、伊藤博文は皇太子に相応しい革製の背負い鞄を作らせプレゼントしたのです。
それが現在のランドセルの原型=第1号だそうです。
その皇太子とは後の宮内省と日本軍によって劣悪な虚偽の人物像のうわさを立てられ悲運の天皇といわれる「大正天皇」です。
つまり、ランドセルを初めて背負った小学生とは大正天皇なのです。
語源から言えば、現在増えている布製の背負いバックは昔(軍隊鞄)に戻っているようなもので、ちょっと面白いです。
私が背負ったランドセルは予想通りあまり強くなく5年ほどで壊れてしまい6年生のときは手提げ鞄で通った私ですが、どこでどうなって処分されたのか記憶が有りません。どうしたのかな~
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コメント
こんばんわ。
「ランドセル」ですか、懐かしいですね。
自分も、「入学式」の前の頃、手に入れた覚えがありますね。
けど、現在のランドセルは、「赤・黒」だけでなく、色んなカラフルなランドセルが出るようになったり、小学生が使い様なランドセルがでるようになりました。
これも、時代の流れですね。
投稿: H.K | 2011年1月 9日 22:30
H.Kさんへ
本当に色が増えましたね。でも実際の小学生でそれらの色を背負っているのを見たことが無いのも事実ですね
投稿: 玉井人ひろた | 2011年1月10日 08:02
こんにちは☆
ランドセル、今は色々な色があってカラフルだけど、僕は黒と赤って決まっているものだと思ってました。
ランドセルもそうですが、詰襟やセーラー服は軍隊の流れというか、そのままだったりしますね。
投稿: からくり庵 | 2011年1月10日 13:38
からくり庵さんへ
女子高生がセーラー服(海軍服)を着用しているのは日本だけでしょうね。ただ、その歴史には女性地位向上の一旦として涙ぐましいある一人の女性の活躍があったことも歴史です
さらに、その女子高生のせいラー服姿がヨーロッパで人気が出ているのが面白いです
投稿: 玉井人ひろた | 2011年1月10日 17:54