それ!テレビ放送しちゃって・・いいの?
「はやぶさ」と、言ったら何を思い浮かべるでしょうか?最近では青森まで新たに開通した新幹線の「はやぶさ」でしょう。
今回は、もう少し前の昨年話題になった小惑星探査機「はやぶさ」のことです。
「小惑星探査機はやぶさ」は地球への帰還のため大気圏再突入の際砕け散って今いましたが、採取した宇宙の微粒子は回収できました。その微粒子は現在日本の各大学によってリレー式で移動して研究されています。
その運ばれる様子が2日NHKのテレビで特番放送が行われました
番組は福岡の大学から、次の北海道の大学へ移動する准教授らに密着取材という形で行われていました。
移動の条件は、次の大学の教授等が現在所有している大学へ、受け取りに出かけるという風になっています。
このときは北海道の准教授ともう一人の二人が福岡まで行きました。微粒子が入っている物は真空のステンレス円筒形容器で大きさはちょうどマグカップぐらいのものでした。
それを普通の黒い手提げ鞄に入れ運ぶのです。
これは、大げさにすると、運んでいることが目立ち盗難にあったりする危険性があるからだそうです。
しかし、その鞄の横にはNASAのマークが大きく目立ってプリントされていたのが、ちょっと考えさせられました。
受け取った教授らは新幹線や列車を乗り継ぎ、不眠不休の12時間をかけて北海道に到着しました
飛行機は持ち物検査で止められその容器を開けなくてはならなくなるので使えないのです。
いまだに一度も地球の大気に触れたことが無い微粒子がそんなことで開けられたら研究者の努力は露と消えてしまいますからね。
でも、ようく考えてください。他の大学も同じ方法で受け取って運ぶわけです。それをテレビで放送してしまってセキュリティー対策の面からもよかったのでしょうか?
この放送が切っ掛けで盗難などの被害に遭ったら、NHKは責任をどうとるのでしょうか?
これは、放送してはいけなかったことだと、私は思います。
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コメント
みました。
その通りだと思いました。
投稿: もうぞう | 2011年3月 3日 20:01
もうぞうさんへ
思いましたよね
投稿: 玉井人ひろた | 2011年3月 3日 21:18