« あのエンジ色が消えるのか | トップページ | 野口英世の歌・・・全然、知りませんでした »

2011年5月14日 (土曜日)

福島県にある“放射能温泉”

今日の記事のタイトル「放射能温泉」は別にふざけているわけではなく、ましてや東京電力福島第一原子力発電所事故を逆手に取った商魂たくましい温泉組合の話しでも、けっしてありません

日本3大桜の一つの「滝桜(たきざくら)」が有る福島県田村郡三春町(たむらぐんみはるまち)にある温泉「馬場の湯ばばのゆ」の案内看板には「放射能温泉」の大きな文字があって観光客を迎えてくれるのです

ここの温泉の成分は文字通り放射能の「ラジウム鉱泉」が名物だからなのです

そして、ラジウムと言ったら福島県にはもっと有名な温泉が存在します

Img_3067

それは「ラジウム玉子」や「放射線温泉治療」でも伝統がある福島市の「飯坂温泉いいざかおんせん」でございます。

このブログでも以前書きましたように、あの奇跡の人「ヘレンケラーさん」が2回も訪れた古い温泉で、ここもラジウム鉱泉が主成分の言うならば放射能温泉です。

そして、もうひとつ福島県石川郡石川町(いしかわぐんいしかわまち)にある「猫啼温泉ねこなきおんせん」というラドン鉱泉という放射能主成分の温泉があります。そのラドンの量を今の言い方にすれば「111ベクレル/kg」温泉に存在しているようです。

ラジウム鉱というのはウラン鉱(ウラニウム)の副成物として産出するそうで、ウラン発見と同じくキュリー夫妻が世界で始めて発見された放射能物質になっています。

ちなみに‘ラジウム’の半減期は1600年です(ウランの半減期=45億年

だからといって、「ほう、福島県人は放射線に強いのか」とは絶対に思わないでください。

ラジウムやラドンの温泉等、日本国中に存在します。福島県人だって同じ日本人でございます。
でも、ラヂウム玉子は・・・福島でしか食べないですがね

全国のラジウム・ラドンの鉱泉が有名な温泉は下記URLに載っていますよ。そして主な温泉地の放射線量も記載されています。ちなみに秋田県玉川温泉の岩盤浴では最大15マイクロシーベルト/毎時という数値が出ているようです
http://kadoyasan.com/radium-world.html

| |

« あのエンジ色が消えるのか | トップページ | 野口英世の歌・・・全然、知りませんでした »

コメント

新潟県にもラジウム温泉がありますよ。
村杉温泉が有名です。

投稿: もうぞう | 2011年5月14日 (土曜日) 20:44

米沢(山形県内でも?)でも温泉玉子のことを「ラジウム玉子」と言います。
よく考えたらすごい言葉です。

投稿: ケンヂ | 2011年5月14日 (土曜日) 21:16

もうぞうさんへ

有りますよね。そういう温泉の傍で放射線量を測ると0.8マイクロシーベルト/毎時くらいの数値がいつでも出るらしいです

投稿: 玉井人ひろた | 2011年5月14日 (土曜日) 21:16

猫啼温泉にお出かけになったことはありますか?
もしないのなら、今度是非行ってみてください。
スタッフの方も愛想がよくて、なかなかいい温泉です。

投稿: ひまわり | 2011年5月14日 (土曜日) 23:04

こんばんわ。
「ラジウム温泉」ですか・・・。
ううううっ、全然入った事が無いし、行ってきた経験が無い~!!。(泣)

投稿: H.K | 2011年5月14日 (土曜日) 23:17

全くの偶然ですが、石川町の石川山では戦時中ウラン鉱石の採掘が行われていたと、わたしのブログで教えてくれた方がおりました。わたしは全く知りませんでした。

投稿: koji | 2011年5月15日 (日曜日) 04:54

ケンジさんへ

ラヂウム(ラジウム)玉子」につきましては、ただの温泉玉子じゃないのです。
ラジウム泉の湯で作ることもそうですが、明治の頃世界中を驚かせたものすごい歴史があるんです

投稿: 玉井人ひろた | 2011年5月15日 (日曜日) 06:23

ひまわりさんへ

私は温泉に入ったことは無いですが、旅館の前のお店と取引がある会社にいた頃、月に何度も行っていました
 
 
H.Kさんへ

確かそちらにも有るはずですよ。「湯之島ロウソク温泉」とかね
 
 
kojiさんへ

お~!それは知らなかったです。
日本も原爆開発をしていたことは知っていましたが・・

投稿: 玉井人ひろた | 2011年5月15日 (日曜日) 06:28

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 福島県にある“放射能温泉”:

« あのエンジ色が消えるのか | トップページ | 野口英世の歌・・・全然、知りませんでした »