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2011年6月29日 (水曜日)

その 放射線量計、壊れていませんか?古くない?

現在、消費生活センターなどにはインターネットで購入したガイガーカウンターの苦情が非常に多く寄せられているそうです。
内容はというと、「届いた時点で壊れていた」、「2度使っただけで壊れてしまった」といった内容が多いようです。(主に通販で多く販売されているのは手ごろな価格の中国製

以前にもブログ記事にしましたがサーベイメーター(放射線計測器)の中でもガイガーカウンター(ガイガ計数管)は精密機械、センサー自体も期間を過ぎたものは取り替えが必要な消耗品です。
そして、機械自体もとても壊れやすい(放射線量が多すぎても壊れる)商品だから外国製などは航空輸送する際に壊れてしまうことも多いのだそうです。

ですから(100万円ほどのもある)高額なものほど、「壊れにくい」「精度が高い」「国内動作保障」などがつく商品になってくるのだそうです

 ガイガーカウンターはメーカーや機種によって多少の違いはありますが、ボタンも少なく、操作は簡単で電源を入れリセットボタンを押せば測定が始まり、しばらくはガイガーカウンターを動かさずに表示される数値が安定するのを待つだけで線量が表示され、それにコンパクトなものが多いことが、人気なんでしょうね。

それに名がよく知られていますからね。

しかし、これも以前のブログにアップしましたが、特徴を知り、注意事項を守らないととんでもない数値に振り回されることになります
https://iwasironokuni.cocolog-nifty.com/komiti/2011/04/post-1.html

  1. 1年以上使わないでいたものは正しく測定値が出ない可能性が高いので使用しない
  2. 購入した製品は『国内動作保証』と『1年間のメーカー保証』が必ずあるもの以外は使用しない
  3. 野菜や食料品など物品は正しく計測することができないことを知っておく
  4. ガイガーカウンターは、危険なセシウム、ヨウ素などを特定して計測することは不可能であることを知っておく(元々その土地にある放射線(バックグラウンド)も測定してしまう
  5. 初に計ったときに放射性物質がガイガーカウンターに付着してしまうと、次には正しい値が出なくなってしまう
  6. 上記のことを防止するには、ビニール袋などに入れて測定し、別の場所を測るときには、その袋を替えるか洗うなどしてから使う
  7. より正確さを求めるなら1回だけじゃなく、5回ほど測り、最も高い数値と最も低い数値は切り捨て、残り3つの平均値を測定値とする

安くないものですから、買って失敗しないように公的機関で計測している近辺を参照にしたほうが良いのではないでしょうか?

ちなみに被災地でもあります我が家では自宅の庭の放射線量が役場によって計測されました。
我が家の庭の(地上1m)数値「0.56 マイクロシーベルト/毎時(=0.00056ミリシーベルト/毎時)」でした。

まずは、数値的にも一安心ってとこかな

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コメント

今福島市の屋内が、玉井人さんの屋外くらいの数値です。
行きつけの病院は福島駅前の12階ですが常に室内の放射線量を調べて公表してます。0.7マイクロくらいだったかなぁ。
ウチのマンションも5月に調べましたが高層になればなるほど数値は下がります。うち10階だから安心かなぁ…?

投稿: くぽ | 2011年6月30日 (木曜日) 01:25

くぽさんへ

高いほど低くなるのは、もう原発からの放射性物質の飛来は完全に無くなったことを意味しています。
テレビタレントの中にはいまだに「福島は放射線が降っている」と大騒ぎしているものが何人かいるようですが、困ったものです。

投稿: 玉井人ひろた | 2011年6月30日 (木曜日) 08:03

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