「ナデシコ」について語゛ってみっぺが・・
日本女子サッカーがワールドカップ優勝したことで、何かと今話題の「ナデシコ」の言葉、今年の流行語大賞はこれで決まりじゃないかともいう人も出てきていますね。
ただ、流行語大賞だけで語るなら「東日本大震災」「福島原発」「放射能」「被曝」とかが残念ながらトップになりそうですよね
さて今日はそのナデシコについて妻が言った言葉「ナデシコてどういうこと?」という何げない一言から、きょうはナデシコという花についての雑学をアップしたいと思います。
日本でいう「ナデシコ」の花は左のフォトにある可憐な花を指して言います。
ナデシコ科ナデシコ属
または、ディアンツス(ダイアンサス)属
名称:カワラナデシコ(河原撫子)
別名:ナデシコ、ヤマトナデシコ(大和撫子)、ダイアンサス、等・・
秋の七草の一つ
日本国内だけの固有種のナデシコで、中国原産のナデシコと区別するため、日本のナデシコをヤマトナデシコ(大和撫子)、中国のナデシコをカラナデシコ(唐撫子)と区別したことが「ヤマトナデシコ」という別名の起源です。
撫子とは「可愛い子を撫でるような愛らしく可憐な花である」という意味合いから出来上がった文字言葉のようです。
ナデシコを表す漢字には「瞿麦」もあります。これも「ナデシコ」とも読み、同じものを指しますが、これはナデシコと言う植物が「月経不順」「膀胱炎」の生薬名とした場合の薬草名「瞿麦(くばく)」または「瞿麦子(くばくし)」から由来するものです。
さらに「仙翁(せんのう)」という別の漢字もナデシコの別名です。
西洋では「ダイアサンス」と言われ、意味は直訳すれば「全能の神ゼウス花」となり神聖な美しい花となるようです。
花言葉と言うのもありますが、これはもともとはギリシャ神話が強かったヨーロッパの時代に「花や植物には神のメッセージが込められている」と信じられ、その花の悪いことや良いことのメッセージを想像しつけられたそうですが、悪いメッセージは時代とともに省かれ今に至っているようです。
現在の日本ではそれらに「JFPC:財団法人日本花普及センター」などが、好き勝手に日本風にアレンジして付け加えているのだそうです。(どこの国でも同じ)
この花、見た目は優しく可憐そして弱弱しい花ですが、実際は踏まれても、極寒でも、乾いた土地でも、全く動じなく花を咲かせる“丈夫で強い”多年草植物です。
こんなところも理想の日本女性を指して「ヤマトナデシコ」と言うのかもしれませんね。
そう思いませんか?男性のみなさん)
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コメント
なかなか参考になりました。
花は優しげな柔らかいイメージですが(弱弱しくもありますね)、極寒でも、踏まれても、乾いた土地でも花を咲かせる・・・・と言うのは凄いですねーーー。
そういう女性は、女性同士の中でも、一目置かれるでしょう。同じ生きるのならそういう風に生きたいですね。
投稿: 浜辺の月 | 2011年7月26日 22:28
浜辺の月さんへ
浜辺の月さんを含めみなさん、ナデシコじゃないですかね
投稿: 玉井人ひろた | 2011年7月27日 07:26