日本語の常識問題
車のラジオから「日本語検定」といったようなクイズコーナーの番組が流れてきました。
質問> 「利子(りし)」と「利息(りそく)」の違いはなんですか?
答えは4択になっていましたが、複雑だったので答えを書いてしまいます
答え>
- 利子と利息には違いは無く同じもの。どちらを使用しても良い。
ただし、公的文書や金融機関の書類などでは使い分けることが定められたものが有るので注意が必要。
答えを知ると「な~んだ」と思いましたが、そのあとに付け足された「ただし・・・」がとても気がかりになりました。
「やはり、本当は違いが有るんじゃ?」と、いかにも思わせる含みのある回答ですよね
調べましたら、下記のような説明文を発見しました
★利子(りし)
債務者(お金を借りた者)が貨幣使用料として債権者(貸した者)に一定の割合で支払う「金銭」、「金利」
★利息(りそく)
他人に金銭を使用させた者が一定の割合で定期に受け取る「報酬」
元々は上記のような使い分けが有ったらしいのですが、生活習慣や金融機構の変化などによっていつの間にか混用されるようになり現在に至っているようです。
混用され同じ意味になっても、書類上は本来の言葉遣いの習慣が残ったため統一されることもなく、二つの言葉が今でも使用されることになってしまったようです。
書き言葉、話し言葉、男言葉、女言葉、こんな風に同じ言葉が分かれているなんて日本だけじゃないでしょうかね。それでも、今はテレビのおかげで混用されて統一化が急速に進んでいますね。
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コメント
おはようございます。
他にも「金利」と言う言葉もあります。これは総称でしょうかね~
また、
定期預金と定期貯金。普通預金と普通貯金。
も内容は同じだと思うのですが・・・
投稿: もうぞう | 2011年7月 5日 (火曜日) 04:52
確か、郵便局が貯金でそれ以外の金融機関が預金と呼ぶんだとか? 利子と利息も同じ流れだったかと? 何故?と調べてみると、歴史や価値観が解り、面白くはありますよね?
投稿: 空 | 2011年7月 5日 (火曜日) 06:12
もうぞうさんへ
ちょっと書くのを躊躇していましたが、コメントをいただいたので本文に継ぎ足しました。

金利は利子に相当するようですよ
空さんへ
貯金と預金、は仰る通りです。確か以前に、同じくコメントしていただいた「もうぞうさん」が記事にしていたはず?です
投稿: 玉井人ひろた | 2011年7月 5日 (火曜日) 11:26
利率ってのもありますね。
日本語はややこしいなぁ。英語だったら単純そう。
投稿: くぽ | 2011年7月 5日 (火曜日) 11:58
くぽさんへ
漢字を使用する国は複雑ですね
投稿: 玉井人ひろた | 2011年7月 5日 (火曜日) 17:42