簡単だと思っていませんか?
福島県内から出荷された肉牛から暫定基準を上回る放射性物質が検出されたことが波紋を呼んでいますよね。
「なぜ?全部の牛肉を検査しないのだ」と、憤慨するのは当然だと思いますが、それが物理的にも、時間的にも、そして予算的にも難しのです。
<物理的理由・・・検出器不足>
- 現在福島県内から出荷される肉牛は年間3万3000頭に対し、その肉牛の放射性物質検出器はたったの6台
<経済的理由・・・高額の計器>
- 福島県では検出器を4~6台追加する予定だが、
その1台の単価が3000万円近くかかるため予算捻出に苦労している。
<時間的理由・・・教育と人>
- 人の生命にかかわることだから予算など度外視しても数を増やさなければ間に合わないが、特殊な機械のため簡単、すぐに調達できる機器ではないため導入まで時間がかかる
- 機器がそろったとしてもそれを扱える技師の確保とそれの研修などでも、さらに時間がかかる。
昨年大騒ぎになった口蹄疫問題、日本中が震災で大騒ぎの‘今年も’宮崎では口蹄疫が発生しました。これの時もそうですが、「全頭検査」言葉にすると簡単ですが難しい課題のようです
日本には無駄な特殊法人は沢山あるのに、こういうことに対応する頼もしく役立つ法人が前もって存在しないのはどういうことなのでしょうか?
やはり、まだ日本は(日本の政治家は)危機管理の大切さの自覚が足りないのでしょうね
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コメント
基準値を上回る○○を検出したにもかかわらず。それを防ぐ手立てがない。これほど深刻な事はない。にも拘らず、政府もマスコミも切迫感がないですね。
「直ちに健康には~」という有識者のコメントを拾ってきて載せたりしている。
ことに、中央政界はこれほどの被害を与える施設の再稼動を狙って身悶えしているようだ。
政府による「危機管理」はこれからも期待できないでしょう。
あと残るのは、人心の荒廃と政治への不信感。このクニの「終わりの始まり」でなければいいのですが。
投稿: 野良通信 | 2011年7月17日 05:01
基準値って何でしょうね?
「毎日食べ続けなければ、とりあえず問題ないでしょう」
こればっかり。
投稿: もうぞう | 2011年7月17日 05:33
野良通信さんへ
「この国は・・」と思う人がいるということは「まだまだ大丈夫」の証だと思います
もうぞうさんへ
これは放射線と健康リスクの因果関係がいまだに確立して否からなのだそうです
チェルノブイリ事故のときも、農産物の安全基準はヨーロッパは600ベクレル~3000ベクレルまで国によってバラバラでしたが、その後多くの人が健康を害したという話は有りませんしね。安全のギリギリの境界線が解らないのです。
ただし、確実に死に至る数値は分かっています
投稿: 玉井人ひろた | 2011年7月17日 07:56
こんばんわ。
お久しぶりです。<(_ _)>
こちら岐阜県にも、「放射性物質」が検出されましたね。
今後、どの様になるか、不安ですね。
でも、自分の家は、殆ど「牛肉」は食べませんけどね。
投稿: H.K | 2011年7月17日 22:12
H.Kさんへ
我が家も牛肉は食べませんねぇ
投稿: 玉井人ひろた | 2011年7月17日 22:30
放射線の被害と言うのは、ものによっては20年から50年くらい経ってから出てくるのがあるので怖いですね。考えますね、原子力は・・・。
投稿: 鹿児島・かっちゃん | 2011年7月18日 14:04
鹿児島・かっちゃんへ
それがおなじゃ環境で同じものを食べていたとしても出ないことも有り、要するに放射線被ばくとの因果関係が確定されていないのが困りものなんです
投稿: 玉井人ひろた | 2011年7月18日 17:38