被災者に言ってはダメな言葉
精神科の病院の池上院長というかたが、被災者に対する禁句というのを語っています。
被災によって特にひどく落ち込んでいる人にそれを言ったらかえって逆効果で「うつ病」などになって、悪くすると最悪(自殺)にもなりかねないからというのです。
被災者に言ってはダメな言葉とはこれです↓
- 頑張れば何とかなる
- みんなが応援しているから大丈夫
- みんなが心配しているからしっかりして
- 強い気持ちで困難に立ち向かおう
- 努力の積み重ねが大事
- 真面目にやれば絶対に立ち直れる
よく、テレビなどで励ましとして聞かれる言葉ですよね
池上院長によると、落ち込んで悲しみや苦しさをひたすら耐えている人にこれらの言葉を言うと、ギリギリの精神状態でさらに我慢をしなくてはならないと自分自身を追い込んでしまうというのです。
じゃ~どういった言葉をかけるのがいいのかというと・・
同委員長によれば「寄り添って見守るような気持ちが大事」で「被災者の方たちに『素直に弱音を吐いてもいいんだ』と感じてもらえることが大切です。
『何かあったら相談してください』『いつでも手を貸します』などの、安心感を与えるような言葉で対応する方がいいでしょう」
ということでした。
分かる気がしますが、弱音や悲しい顔をさらけ出すことが、東北人に限らず日本人はどうしても下手な気がするんですよね。
幼いころから、お兄ちゃんだから、男だから、年上だから、家長だから、とか言われながら育ってきた“長男”という人種には難しいんです。
せめて、人前で子供のように大声で泣くことができる度胸が有れば精神的に楽になるでしょうね
どっか、気取っちゃうんだな~
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コメント
他人とくに知人?に弱いところを見せたくない。いや見られたくないのでしょう。
そんな強気の人に限って、ある日突然・・・てな事になりがちです。
投稿: もうぞう | 2011年8月15日 05:26
もうぞうさんへ
人は弱いものです
投稿: 玉井人ひろた | 2011年8月15日 07:35
私末っ子なので平気で人に弱音吐きます(笑)
先日医大の心身医療科で診断してもらった時は先生に『貴方は親を頼らないで生きてきたんだねぇ。』と言われびっくり。そうか、人が見るとそう見えるのか…金銭的に甘えたくないってのはあるけど結構甘えん坊だったけどなー。親に見栄をはりたいってのもあるかな。身内に精神病患者がいると強くなるってのもあるかも。いとこの子供引きこもり・実姉統合失調症・いとこ鬱…とオンパレードでいます。みんな繊細なんです…
投稿: くぽ | 2011年8月15日 09:13
くぽさんへ
文字(ブログ)を書く、ペットと触れ合う、けっこうストレスのガス抜きができるかもしれないと、私は思っています
投稿: 玉井人ひろた | 2011年8月15日 09:24
まさにうつ病患者に言ってはいけない言葉です。
とにかく「何かあったら言ってね」
「いつでも言ってね」「いつもそばにいますよ」ですね。
寄り添うことと,休んでほしいことを伝えることです。
投稿: ケンヂ | 2011年8月16日 07:51
ケンヂさんへ
そうですね。うつ病患者への言葉づかいですね
投稿: 玉井人ひろた | 2011年8月16日 08:06
“長男”という人種に・・・長女もです。我慢してます。
投稿: 山口ももり | 2011年8月24日 09:45
山口ももりさんへ
男女にかかわらず、一番最初の子供というのにはそういう共通点が見えるようです
投稿: 玉井人ひろた | 2011年8月24日 13:38