ボトルネック≠?=?県庁
「ボトルネック」という言葉の意味を知っているでしょうか?
それは「瓶に入ったものは、その瓶がどんなに大きくても狭くなっている瓶の首の細さで出方が制限される」というところから、「制約」、「障害」、等の‘妨げとなる困難なもの’を指す言葉になっています。
それを普段は、単に「ネック」という言い方をしますよね。
東日本大震災からの復旧そして復興においてなかなか進まない、そのネックとなっているものが最近ようやく見えてきた気がします。
現在、福島県内のあちこちの小中学校など公共施設の表土を削る除染作業を行っていますが、最初は郡山市が国に先駆け独自判断にて始めたものです。ですからその予算も市の予算で始めました。
わが地域はそれと同じことを二本松市、本宮市、大玉村で組織する「安達行政組合」で始めました。
ただ、郡山市と違ったのはこの除染作業の費用を国が出してくれるように直接政府与党と担当大臣に陳情に行ったことです
陳情に当たってはここが選挙区の民主党の「太田かずみ衆議院議員」を介したため、かなりスムーズに担当大臣に会えたようです。
それからすぐです、政府が表土を削る除染作業の予算を国負担にするという法案を決めて発表したのは。
ここで、気が付いた人がいるかもしれませんが、この一連の流れにある行政組織が全く出てきていないのです。それは「ふくしま県庁」です。
今回、福島県に限らず、宮城県、岩手県も県を通さず市町村の首長が国へ直訴しています。それは県を通すと“遅くなるから”です。
国も県からの復旧計画など具体案を待っていると遅くなるので、積極的に地元選出民主党議員からの訴えを優先したようです。
前、松本大臣の宮城県知事への暴言は「県がネックになっている」という現実を背景に起きてしまったことは、後で知りました。
地域外者がすくなくない県庁職員、そのくせ市町村職員には高飛車な態度をとり、国の職員には低姿勢、県会議員も含めこの県庁役人体質を直さないと復興どころか、日本が弱体化しそうな気がします。
都道府県庁職員の全員がそうじゃないでしょうがね(期待を込め)
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