東京都世田谷・・“怪”放射能物質の瓶詰
東京都世田谷区の区道で高い放射線量が検出された問題、文部科学省によれば隣接する民家の床下にあった瓶の中に入っていた放射性物質からだったようですね。
中身にはビスマス214(半減期20分)、鉛214(半減期24分)などの放射性物質が検出されたようですが、放射線を出していたのはラジウム226(半減期1600年)が主だったようですね。
(※、癌治療に使われるビスマス215(半減期1700京年~2100京年)というもので別。
1京=1兆の1万倍の単位)
要するに、福島県人ならほとんどの人が知っていて健康食として食べている「ラジウム卵」に含まれる放射性物質のラジウムでしたね。
福島県人なら「なんだラジウムが、騒ぐほどじゃねぇべ」と思った人は少なくなかったと思いますね。
過去ログ↓
https://iwasironokuni.cocolog-nifty.com/komiti/2010/06/post-d312.html
https://iwasironokuni.cocolog-nifty.com/komiti/2011/05/post-475a.html
100年以上も食べていますし、ラジウムは耳慣れた単語ですからね。2~3日前も食べましたよ)
最大で3.35μSv/hr(マイクロシーベルト・毎時)が検出されたそうですが、ラジウム鉱泉が売りの温泉、ラドン温泉ならそのくらいの数字はほとんどのところで年がら年中計測されるもので、それで病気になったという話は聞いたこともない、それくらいのことでした。
それより、は昭和50年(1950)代に建てられたというこの無人の民家(女性が今年2月まで住んでいたが現在は誰もすんでいない)に、瓶詰で温泉成分が保存されていた理由や経緯が不可思議ですよね
2月まで住んでいた女性の親族は「ガラス瓶などに心当たりがない」と話しているし、女性の夫(故人)も放射性物質を扱う職業とは無関係の事務系のサラリーマンだったそうです。
日本古い家屋の床下にはいろんなものが隠されていることが多いですが、こういう放射性物質の貯蔵?のも過去に何度あるらしいですね。
話しはちょっと戻りますが、このラジウムと一緒に検出された「鉛214」と「ビスマス214」なんですが、原発事故の翌月の4月に同じ東京の奥多摩の生田浄水場原水でも検出されましたよね。
そのときも国立保健医療科学院の検査の結果「検出された濃度はともに5から8Bq/Lで、現地の岩石などに含まれる自然放射性核種が地下水に溶け出し検出されたものと思われ、この水準の濃度では健康への影響は問題にならない」と発表されていました。
過剰反応とは言えませんが、今まで線量計など一般的には持つことが無かったのが所持するようになり「ここは異常に高い」と訴えるのが増えた気がします。
それが良いことなのかそうでないことなのかは意見が分かれ、その分かれた人たちは線路のように永久に合わさることはないのが今の日本ですから、私の意見はやめておきます。
ま~いろいろ放射線関連ニュースは出てくるものです。ですが、自然にも沢山の放射線が有ることが理解できるきっかけになっている今年であることは確実ですね
| 固定リンク | 0
コメント
放射線、放射能は奥が深いな~
まったくもって分かりにくいです。
投稿: もうぞう | 2011年10月14日 (金曜日) 20:27
もうぞうさんへ
偉~い化学者の先生方も解らないんですから、我々にはなおさらです
投稿: 玉井人ひろた | 2011年10月14日 (金曜日) 20:58
ビスマス215の半減期って「ほとんど永遠」になくならないという意味では?
昔は放射能に鈍感だったのか鷹揚だったのか。放射線って何が手ごわくて何がやさしいのか,科学者にはそこをきちんと説明してほしいものです。
投稿: ケンヂ | 2011年10月15日 (土曜日) 19:02
ケンヂさんへ
今回のは、たんに温泉の土をしまっていただけだった気がしますね。
放射線量も放射線の種類も、温泉地に行けば当たり前のもので市民団体とマスコミが大騒ぎしただけだったと、私は見ています
化学者も完全に考えが二分していますからね。説明されても、聞くほうが混乱するだけのような気がします
投稿: 玉井人ひろた | 2011年10月15日 (土曜日) 20:28
ももり探偵の推理では、あの活動をしていたグループの???誰かがこっそり???、マスコミに取り上げられるのをねらって???おこられるかなあ。違ってたらスミマセン
投稿: 山口 | 2011年10月19日 (水曜日) 10:07
山口ももりさんへ
報道によれば震災前のずっと以前にも同じようなことは複数あったそうですが、今回ほど大騒ぎにならなかったようです
投稿: 玉井人ひろた | 2011年10月19日 (水曜日) 10:33