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2011年10月30日

“睡眠不足”=‘太るぞ!高血圧だぞ!’

夜遅くまで起きていることや睡眠時間が少ないという寝不足状態は体に良くないと言われますが、具体的にはどんなことが起きるのか?次のような発表が出されています。

  • コロンビア大学が1万8千人のデータを分析し、平均睡眠時間4時間の人は、7~9時間の人に比べて73%も肥満と判断される割合が高いことが判明。
  • シカゴ大学メディカルセンターによる健康な若い男性に‘2日間だけ睡眠時間を4時間に限る’という調査をしたところ,4時間以上寝ていた普段に比べ彼らは24%も過剰に食事をしてしまった
    しかも,甘いお菓子,塩辛いチップスなどのもの,でんぷん質が多いパスタやパンなどの太りやすい食べ物ばかりを好む傾向が強くなった

その理由には3つほどあるようです。

  1. 睡眠不足は、脳に「もうこれ以上食べるのはやめよう」と指令を出し食欲を抑える「レプチン」というホルモンの分泌を低下させて、空腹を感じ食欲を強めるホルモンである「グレリン」の分泌を増やしてしまうため、食べ過ぎになるからだと考えられている。
  2. 人にはビーマル1というはたんぱく質の一つで交感神経と副交感神経の切り替えに関係する、いわるる時計遺伝子の一つが存在する。
    これは日中には減少して脂肪酸分解を促進しエネルギーを作りやすくなり、逆に夜には増加して脂肪酸分解を抑制して脂肪を溜め込む働きを持っている(夜10時が最も多く、午後3時が最も少なくなる)。
    つまりビーマル1が増える夜に眠らずにに食べ物を取ってしまうと過剰脂肪摂取となってしまい、それが肥満につながる。
    (※ビーマル遺伝子が体脂肪の蓄積を促進することが日大の榛葉助教授によって発見されている
  3. 睡眠不足という体への負担によって,「コルチゾール」というストレスホルモンが分泌され、このストレスホルモンがインシュリンの分泌を促すため,体内に脂肪が蓄えられやすくなり、そして肥満になりやすくなる

なんとなく関連性が判ると思いますが、これはすべて人間に備わった身体の防衛反応ですね。
同じ防衛本能という理由で下記のような結果も出ているようです

  • シカゴ大学が平均年齢40歳の578人を対象に行った研究によると、睡眠時間が1時間少ないと高血圧になる確率が37%高まることが判った。

睡眠不足というのは、本来の時間だと寝て体を休め、次の日のために備えて準備する時間帯に、逆にエネルギーを消費してしまうわけですから、さらに消費したエネルギー量を追加製造するという無理を体にさせられるわけです。

足りないエネルギーは補充しないといけない=食べる。それは太ります。

血圧も上がっちゃいます。肌も荒れますよ)鬱にもなります

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コメント

さいわい太ってはいませんが、高血圧ぎみです。
睡眠時間は少なめだと思います。

投稿: もうぞう | 2011年10月30日 20:27

もうぞうさんへ

“ぎみ”なら大丈夫でしょう

投稿: 玉井人ひろた | 2011年10月30日 21:13

こんばんわ。
いや~、その話を聞くだけで、なんだか怖くなってきましたね。
自分も、気を付けないといけませんね。

投稿: H.K | 2011年10月30日 22:03

H.Kさんへ

怖いですか?そうでもないと思いがすが

投稿: 玉井人ひろた | 2011年10月30日 22:18

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