「暫定」という言葉の意味
「暫定」という言葉の意味は広辞苑で調べると下記のように記載されています
- ざん-てい[暫定]
本式に決定せず、しばらくそれと定めること。臨時の処置。
政府は米などの食品中の放射性セシウムの暫定基準値だった500ベクレル以下というのを見直し、平成24年度が始まる来年4月からその新規制値を適用することを発表しました。
これを受け、福島県の鈴木義仁・県農林水産部長は「農産物の販売をはじめ、影響は大きい。生産者と消費者の両方が困らない形で対応するよう、国に求めていきたい」と委員会審議で答弁し、とある県幹部は「基準がいろいろと変わり、一体何が本当なのか」と疑問を口にした。など、農家や消費者には不安や疑問など、波紋が広がったという報道がなされました。
マスコミは「暫定基準はいつまでの期間なのか?見直しはいつなのか?」と、言っていたのですから、
その見直しが、思い通りに早まって基準が厳しくなって歓迎すべきことのに「今までの基準は何だった?」とか「政府が信じられない」とか、なぜ騒ぎ立てるのでしょうか?
暫定基準だから見直しは当然、今回の新基準発表は暫定を発表したときから決まっていた、当然の流れです。
農林水産省では想定内のこととして冷静に受け止めているようですのに、福島県やマスコミなどの考えがよく解らないです。
まさか、「暫定」の意味を知らない?
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コメント
一般に暫定基準はゆるやかで、新基準(本則)が厳しくなっているのは、当然かと思います。
暫定はあくまでしばらくの間ですから。
放射線量は長期に渡ると影響が大きくなるので、厳しく数値に代えざるを得ないのでしょう。
投稿: もうぞう | 2011年12月23日 (金) 19:50
もうぞうさんへ
厳しくとは言い換えれば元の基準に少しづつ戻すということなので常識的処置だと思うんです
投稿: 玉井人ひろた | 2011年12月23日 (金) 21:52
暫定、というからには「さしあたって」の基準だったわけですよね?
今までは何だったの?ってそりゃコトバどおりでしょうに。
どんないきさつであろうと「基準が決まった」のは良かったと思いますよ。
きっと長い年月をかけて従前の規制値になっていくんだろうなって思います。
そういえば、「除染」じゃなくて「移染」だって言っていた方がいましたが、ホントにそうとしか言えませんね、いまの状況じゃ。
投稿: felice | 2011年12月24日 (土) 22:58
feliceさんへ
そうですよね。一般的には仰る通りに考えるのが妥当だと思うのですが、人それぞれに考えがあるようです
投稿: 玉井人ひろた | 2011年12月25日 (日) 07:54
ともかく核燃料は燃え続けてはいないんですか。もう、放射能は出していないんですか???
あまりにも酷い質問かもしれませんけど・・・
投稿: 山口ももり | 2011年12月27日 (火) 10:06
山口ももりさんへ
核分裂(燃える状態)は止まって安定しています。
しかし、正確に言うと「不明」だと思います。
人が入れない状態なのですから(構造上元々は入れない)、確認は機械のデータ頼りですからね。
投稿: 玉井人ひろた | 2011年12月27日 (火) 12:32