“大阪の方言”?・・・いやこれは標準語でしょ
誰もが知っている、わたくしは福島県民でございますので‘普段語’=福島弁です。
ですから、標準語を使って文章は作りますが、無意識にその方言言葉が入ってしまう場合が有ります。
ただし、本人にはその違いに全く気が付くことは無いですから、標準語だと思って書いた言葉や単語でもそうじゃないことも有ることは間違いない)です。
「でも、これは標準語じゃないでしょうかね・・・」と、いうものがあったんです。
マスコミではあまり大きく記事にしなくなった島田紳助問題、そのことを扱った雑誌の記事を読んだ時のことです。
記事中にこんな文章のくだりが有りました
>島田紳助はクレームを言ってくる人々を指し「よくあぁいう‘やから’は、どうしようもない・・・」と、言う風に「やから」という言い方をする・・
ここに次いで、記者(30~40歳)の「やから」についての説明の文章が、入っていました。
>「やから」とは“大阪あたりの方言”で、「良くない人々や態度が悪い連中」を指して使われる言葉・・・
と、書かれてあったのです。わたしは、驚きましたね
「やから(輩)」って、標準語じゃなかったんですかね?
時代劇を見ていると、この言葉は必ずでてきます。「不逞(ふてい)の輩(やから)が屋敷内に侵入」という台詞です
私の地域でも、態度が悪い人々や気に入らない人々連中に対し「あのての輩は・・」という言い方をしますので、「大阪の方言」というのは間違いじゃないのかと、ネット上の質問サイトを検索したら、こんな質問を見つけちょっとショックを受けました。
質問>
わたしは東京に住む高校生(女性)ですが、最近テレビに出演している「さんまさん」など関西や大阪出身の芸人さんがよく「やから」という言葉使うんですが、どういう意味なのですか?
東京では、使っている人もいないし聞いたことが有りません。教えてください回答>
「やから」とは、大阪などでよく使われる方言で、少し侮蔑を込めた「連中」という意味になります。
上記と同じ内容の質問は、一つではなく幾人もから寄せられていたのです。そして回答分も同じく「大阪などの方言」というものでした。
いや、いや、嘘でしょう。標準語ですよね
ちゃんと広辞苑にも「やから・輩」として説明書きが存在しています
使わないのは東京だけなんでしょう。それも若い人だけが使わないだけでしょう。とは思ったのですが、全く不明なんです。
もう一度繰り返しますが私の地域では普通に「輩」は使用します。ですので大阪の方言では無いと思います。それとも(?)
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コメント
難しいですね。
新潟では通常使わないようです。
投稿: もうぞう | 2011年12月10日 (土曜日) 20:53
もうぞうさんへ
使われなくなりつつある古い日本語なんでしょうかね
投稿: 玉井人ひろた | 2011年12月10日 (土曜日) 21:36
多分に例えうら若くないにしても女性が遣う言葉ではないかな?と思いつつも、結構と私は使いますね(^^)v
標準語でないなら、少し昔の言葉になるんですょうか?
時々思うのですが、西日本と東日本の方言に共通点があるのは、昔の言葉が地方に伝わるうちに、中央で使わなくなり、いつの間にか東西あるいは南北の地方の方言として定着している構図では?ということで、古文と方言に共通点が多いですよね?
投稿: 空 | 2011年12月10日 (土曜日) 23:47
>西日本と東日本の方言に共通点
空さんへ
共通語、標準語と言うのはその時代の首都がどこにあるかになるんだそうです。
ですから最初は、現在の京都、奈良であり、それが織田豊臣時代に大阪、名古屋となって今は東京と変化したようで、ベースには京都・名古屋があって共通するんだとその研究家たちが言っていました。
ですから、そういう意味で行けば東京はちょっと特殊なのかもしれません
投稿: 玉井人ひろた | 2011年12月11日 (日曜日) 07:47