停電でも‘消えない信号機’
停電になると、電話と言うものが通じなくなることが多い昨今、そうなると車を利用して連絡を取りたいところへ行くしかないわけです。
こんどの東日本大震災ではまさにその状態でわたしは愛用のバイクを使って親戚の家へ行きました。
ただ、私の場合はバイクなので細い道を抜けていきましたが自動車だとある程度の幅のある道路を走らなければならず、信号のある交差点を通過する羽目になるんですが、信号機は停電で停止状態、そうなると交通量が多い国道などでは渋滞になってしまいました。
そんなことにならないようにと、神奈川県の川崎市ではソーラーバッテリーで動く信号機の運用を始めたんだそうです(JAFメイトの記事より)
←が神奈川県警と地元メーカーとで開発し、川崎市幸区小倉の交差点で“試験運用”を始めた、その信号機です。
設置したのは、縦約120センチ、横約53センチの太陽光パネル2枚を持ち
日中は太陽光発電で点灯し、夜間は商用電力を使い
余った電力はバッテリーに蓄えられて停電時に使えるようになっているんだそうです
記事には「地元メーカー」となっていましたが、信号装置ボックスには「KYOCERA」のロゴが見えますので京セラが開発したものでしょう。
記事によれば、福岡にも同じ物がすでにあるそうですが、そちらは通常の3灯式信号じゃなく、1色点滅信号だそうです(こちらは三洋電気を使用)。
ですから川崎のは、通常の信号機にソーラー発電を利用した全国初の信号となるようです。
ここでは来年の3月までデータを集め、将来的には全国で実用化できるものを開発していきたい構想が有るようです。
川崎市のは詳しい状態を書いた記事は無いのですが、福岡のでは実際に停電した場合にバッテリーに蓄電された電力で信号が稼働する時間は2時間くらいしかないようなのです。
それくらい稼働すれば、通常の停電なら十分でしょうが大きな災害の時にはほとんど役に立たないものです。
まだ試験段階ですから、まず稼働時間をどのくらい伸ばせるかが一番の課題でしょうね。
さて、全国にある信号機が100%これになった場合、どのくらいの電力が節約になるんでしょうかね?
これはもっと興味が有るところです。
都道府県が負担している信号機の電気料金は税金ですからね
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コメント
本当にこの震災時の信号機停電は怖かったですよねぇ
こんなところに自然エネルギーを利用できると一石二鳥ですね
投稿: 空 | 2011年12月15日 23:00
空さんへ
問題はやはり高性能バッテリーですね
投稿: 玉井人ひろた | 2011年12月16日 18:46