「バレンタインデー」と「ホワイトデー」と「ブラックデー」
「バレンタインデー」の2月14日が近づいていますね。
由来はローマ帝国時代の2月15日に行われていた豊年万作祈願の祭り「ルベルカリア祭」、その前日の前夜祭とも言うべき「ユノの祝日」の行事が起源とされています
「ユノ」とは家庭と結婚をつかさどる女神で、この祝日に女性が桶に意中の男性の名を書き入れて、そこに書かれた男性と1日だけカップルになる男女交際の大イベントだったようですね
後に、許されない結婚をさせた司祭バレンタイン氏がこの2月14日に処刑されたことが加味され「バレンタインデー」となったようで、欧米ではバレンタインデーには親しい知人や恋する人に贈り物をするのことになったものです。日本的に言えば、どちらかというとお中元やお歳暮のようなものに近い気がしますね
それがイギリスでは一部の若い男女がこの日にチョコレートを送り愛の告白をすることが流行って、それを日本の菓子メーカーが見つけて商売に利用したものが“日本式バレンタインデー”ですね
面白いのが、近隣の台湾や韓国の菓子メーカーがこの日本式バレンタインデーを「チョコが売れる」として真似したことです。
それで、中国も含め日本近隣の極東アジアの各国が「バレンタインデーにチョコレートを贈る」という日本式バレンタインデーをやっているんだそうです。
日本では贈り物には‘お返し’という風習が有り、これを利用して日本の菓子メーカーは「3月14日ホワイトデー」と言うのも発明しました
つまり、ホワイトデーは純国産の習慣なんですよね。
そしてこの日本生まれの習慣のホワイトデーもまた、近隣アジア諸国の韓国、台湾、中国でも真似てやり始め、今は定着しているそうですから、非常に面白いですね)
欧米の人に非常識の習慣ですが、日本では常識になってしまいましたね。
ところが、最近の韓国で新たな習慣が流行り出しているというのです。
それは、「4月14日のブラックデー」というものなのです。
これは、バレンタインデーにもホワイトデーにもカップルができなかった可愛そうな若い男女が、黒い服装に身を包み、黒い色の食べ物を食べるという、非常に悲しくも笑っちゃう習慣なんだそうです
なんだか、日本でも少しづつこれが流行り出しているらしいのです。これも“逆輸入”になるんですかね?
国は違っても、同じ極東アジア人には同じ思考が存在するのかもしれません
でも、笑っちゃう。
今年の4月14日にちょっと気にして黒い服の若者を探してみようかと思います)
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コメント
http://www.flower-valentine.com/
いつのまにか、こんなものも。
投稿: もうぞう | 2012年1月31日 19:42
もうぞうさんへ
男性が花を贈るというサイトですね。これは本来の欧米型のやり方です。
ちゃんとしたバレンタインをしようと言う考えから出たんでしょうね
それと花屋さんの商魂ですかね
投稿: 玉井人ひろた | 2012年1月31日 21:50
へ・え・・・・ところで、お葬式の黒い服、私は反対です。私のお葬式???は、ピンクや黄色や・・・華やかな服で来てもらってゲラゲラ笑って欲しいです。又、話を変えてすみません。チョコレートもらえないもんですから。
投稿: 山口ももり | 2012年2月 3日 08:45
山口ももりさんへ
葬式の服装は中国から伝わったもので、本来「白」が日本の色だった経緯が有ります。
今でもわが地域では「白」を着たり、白い布を襟などに付けて、白い喪服を着たことにする風習が残っています。
黒の色は、あらたまった式典に黒を用いる日本独特の風習がのこったものです。
戦争中、戦死者が出るとそのたびに天皇家では「白い喪服」を着用していたそうですが、あまりにも戦死者が多く「白は汚れやす」ということで、式典用の黒を喪服とすることを取り入れ、そこから葬儀=黒という欧米の慣習と相まって今になっていますね。
中国では今でも結婚式に白を着ると高齢者などが「葬式のようで縁起が悪い」と言われるため、純白じゃなく淡いクリーム色とかにするそうです
投稿: 玉井人ひろた | 2012年2月 3日 15:39