党が重要か?地元民が重要か?
昨日の24日、政府は参議院東日本大震災復興特別委員会の新たな人事を発表しました。
この人事は昨年9月から同委員会の委員長を務めていた民主党参議院議員の増子輝彦氏が役職を辞任したことに伴うものです。
後任には、同党の参議院の池口修次氏が選任されました
テレビでも放送が有ったので、ご存知の方もおられるでしょうが増子前委員長は「辞任」と言うことになっていますが、実は民主党から「自主的な辞任勧告」、つまり「やめろ」という処分によるものです。
理由は、増子氏が昨年の昨年の臨時国会で、ベトナムなどへの原発輸出や関連事業協定に関して、本会議採決で「原発災害で苦しむ福島県の議員として、原発協定には賛成することは、所属する党の方針でも従うことはできない」として、採決を棄権したのです。http://blog.goo.ne.jp/mashikoteruhiko(ましこノートのURL)
つまり党に造反したわけです。
増子氏は、昨年11月に設置することが閣議決定している「復興庁」の創設にもかかわっていたことはもちろんですが、そのほかに地元の要望を聞いて回ったりするかたわら、総理や各大臣や宮様などの案内でほとんど毎週のように東京と福島県の間を往復して忙しく、さらに目立たないように働いてきた人物なのですが、ここで辞任するとは思わなかったです
それも、党の方針に従わなかったからという理由です。民主党は、増子氏と同調して造反した2名も「辞表提出」を勧告し“役職解任”をしました
- 今野東参院懲罰委員長(今野東氏(宮城県)が辞任
後任には‘北沢俊美’元防衛相 - 川内博史衆院政治倫理審査会長(川内博史氏(鹿児島県)が辞任
後任にはあの宮城県知事に対する態度が悪く辞任に追い込まれた‘松本龍’前復興担当相
新たな震災特別委員長はよく解らない人ですし福島県人としては不安です。
地元の有権者、国民、それより党の方針が重要なんですかね。
国会議員である以上“一部の国民”より国家全体の利益を考えるのが本来なのでしょうが、その国家の利益優先?結果として増設されてきた原子力発電所、そしてその事故によって恐ろしい放射能による二次災害が起こってしまったんです。
増子氏ら3氏の苦慮した結果の造反には選挙制度を含めて、もっと大切なことが有ると思うんです。
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コメント
党利党略ばかりで、呆れかえります。
議員の数を大幅に減らして、少数精鋭にしたらよかんべな~
投稿: もうぞう | 2012年1月25日 (水曜日) 19:47
もうぞうさんへ
確かに議員の数は多過ぎだと思います。はやく民主党が提唱する削減が実現してほしいものです。
そして、衆議院の解散というのも無くていいんじゃないでしょうかね
投稿: 玉井人ひろた | 2012年1月25日 (水曜日) 19:54