北朝鮮には“チョコパイと鞭”?!
「飴と鞭」という言葉が有りますね、元々は「甘いパンと鞭」だったようですが、これは何か制作や計画などを強要するときや交渉事などに良く使われる例えですね。
北朝鮮では今‘飴’ならぬ“チョコパイ”がどんな貴金属やお金より価値が有るという「チョコパイ騒動」が起きているというのです。
それは、何でもないことが発端となったのだそうです。
北朝鮮の開城工業団地には数多くの韓国企業が進出しているのですが、そこのある工場では休憩時間のおやつに韓国製の1個300ウォン(約20円)足らずのチョコパイを従業員1人あたり2個ほどの割合で提供していたんだそうです。
私たちから見れば、「なんと金のかからない従業員慰労行為だこと」とも、「アットホームな工場だな」とも思えますが、いずれにしても“チョコパイ騒動”にまで発展する理由が想像できないですよね
ところが、北朝鮮は違うのです。
配られたチョコパイは最初の内は皆食べていたそうです。しかし、その韓国製チョコパイの美味しさは北朝鮮の人々には衝撃的だったらしく、食べないで持ち帰る従業員が増えてくるのです。
北朝鮮の人にとっては夢のように美味しチョコパイ、「家族に食べさせたいと思うのは当然だ」と・・・思うのは我々の考え方です。
朝鮮の人々はこれを持ち帰り自由市場で売るのです。
それも「南朝(韓国)チョコパイ」ということで信じられないほど高値で販売されるようになります。元はタダですから大儲けですが、美味しいので飛ぶように売れているようです。
ある韓国工場ではノルマ達成の褒美としてチョコパイを使いだしたため、チョコパイを配っていない他の韓国工場の従業員までも「チョコパイを配れ。出さないなら働かない」などと言う騒動になり、入居する経営者たちを悩ませているんだそうです。
お金よりチョコパイだというのですから、どれだけ高値で売れるか想像が付きますし、その人気過熱ぶりも目に見えるようです。
もっとも危機感を抱いたのは北朝鮮当局だそうで、
- 「(韓国製)チョコパイが大量に流通することで、韓国への憧れにつながりかねない」
理由は↑のようなもので、その北朝鮮当局からの圧力だと思われる「チョコパイではなく現金での支給」という提案を北朝鮮労働者の代表が出すことまで起きたそうです。
今回アメリカの代表が北朝鮮と核開発問題を討議した際にも、北朝鮮側から「チョコパイが欲しい」と言うような話が有ったと伝えられています。
あの新しい指導者の“とっちゃんぼうや”が「チョコパイ食べたい」と言ったかもしれないと想像すると、吹き出してしまいますね
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コメント
チョコパイの事はテレビで知っていました。
ま~私が食べても美味しいですからね~
しかし慎ましい生活をさせておいて、時々将軍さまからのご褒美だなどど、ご馳走が配られると、将軍さまはいい人だなんてことになるのでしょうかね?
投稿: もうぞう | 2012年2月25日 (土曜日) 19:27
もうぞうさんへ
そうなんでしょうね。ため息しか出ない国です
投稿: 玉井人ひろた | 2012年2月25日 (土曜日) 21:31
アメリカも又、してやられるんじゃないんでしょうか???前の・・・・なんだっけ、はげたしらないおっちゃんみたいに・・・
投稿: 山口ももり | 2012年2月28日 (火曜日) 09:29
山口ももりさんへ
常識が通らない国は、難しいですね
投稿: 玉井人ひろた | 2012年2月28日 (火曜日) 09:44