十人十色とは、よく言ったものだ
東日本大震災直後に起きた、原子力発電所での水素爆発、そして日本国内では“2回目(?)の臨界事故”、それに伴う国内初めて(?)の全国放射性物質飛散事故でした。
(最初の1978年の臨界事故は電力会社によって28年間隠ぺいされたが、その事故も東京電力福島第1原発だった)
この放射能汚染により福島県内の浜通り地区は強制避難や避難勧告地域となり人々は県内の中通りや会津地区、そして県外へと避難を余儀なくされました。
さらに、放射能を恐れ避難指定区域以外の人々も多く県外に移住しました。
その家族の中には「家に残る」という者と「絶対に嫌だ」という者が出て、離婚してまで県外移住する夫婦親子まで出ている有様です。これは、原発地域より人口の多い中通り地区に多いようです。
それらのことや、津波によって多くの死者もあったため福島県内人口は激減しています。
これからも、人口の流出や、県外に疎開した人がそのまま帰ってこない状態が増える傾向です
致し方ないことです。
ところが、十人十色とはよく言ったもので先日のニュースを見て驚きました。
福島県内の人が県外に疎開する中、逆に埼玉県など首都圏や関西などからもわざわざ福島県内へ移住してきている人たちや家族も増えているというのです。
その人数、あの原発に近い浜通り地区でさえも私が想像する以上の人数が移住してきているのです。
会津地区に小さいお子さんを伴って移住してきた若い夫婦へのインタビュー
リポーター「お子さんもいるし、移住を決めるにあたって放射能の不安は無かったのですか?」
若い奥さん「ここは(原発から)遠いし、全く不安は無かったです。ここはとてもいいところで気に入っています」
「全く気にしていません」と言い切った若い奥さんの言葉、人にはいろいろな考え方や思いが有ることが、非常に実感させられた報道でした
放射能問題はこれからもズ~っと憑りついた幽霊のように私たちから離れないのでしょうが、賛否語る人々がどちらも理解しあえないといつまでも安心というものは来ない気がします
特効薬は「時間」だけかもしれません
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コメント
へ~面白いものですね。
私もほとんど(まったく?)気にはなりませんが、子どもがいたら心配ですね。
投稿: もうぞう | 2012年2月 8日 19:02
もうぞうさんへ
面白いものですね
投稿: 玉井人ひろた | 2012年2月 8日 20:17
う・う・・・・ん・・・セシウムの被害については資料そのものがないと聞いています。とも角、ペルシャ湾から石油が来ないと日本は再び原発にもどらざるを得ないとも新聞で読みました。最近、政治や経済の話を聞くのが虚しくなってきました。だって、誰が言うことが正しいのか私にはわからないのです。
投稿: 山口ももり | 2012年2月 9日 10:06
山口ももりさんへ
何も信じられないなら、やはり公式発表というのを基準にするしかないと思います
投稿: 玉井人ひろた | 2012年2月 9日 12:13
コメント有り難く拝読しました。そのTV番組のことは知りませんでした。実際「マルカの長い旅」は、作者が主人公マルカに会って聞き取り、作品にされたとあとがきにありました。
投稿: 山口ももり | 2012年2月10日 09:15
山口ももりさんへ
ユダヤ人女性の話ですね。その特集は、戦前にアメリカに渡った日本人たちを特集した番組で、7~8年も前のものです
投稿: 玉井人ひろた | 2012年2月10日 09:23