ドライバーの“適正体重”・・・?!
自家用車を持って運転する人なら必ず携帯しなくてはならないものは「運転免許証」、そして運転する車には「車検証・自賠証書」を携行ですね
そのなかでも「車検証」というのは自動車管理者としてとても重要な書類なのですが、たぶん見ない人は一度もその内容を見たことが無いかもしれませんね。(わが妻もその一人)
今回はそういう人は、ちょっと考えず皆さんみていることとして話を進めます)
普通乗用車の車検証にはその車の重量が記載されている部分が有ります。
そこには2種類の重量値があります。一つは「車両重量」、そしてすぐ隣に「車両総重量」というのが記載されています。
さらに、「前前軸量」と「後後軸量」というのも記載されていますが、その合計が「車両重量」になりますので今回は省きます。
二つの重量の違いは次のようなものになります
- 「車両重量」とは、燃料やオイルなど標準装備品がすべて入ってすぐに運転可能状態にある自動車の重量
- 「車両総重量」とは、1の「車両重量」にその乗用車の定員人数が全員乗った状態での重量
私の車を例にしますと、「車両重量=1630㎏」で、「乗車定員=8人」、ということで「車両総重量=2070㎏」と、なっています。
さてここからが本題です。上記数値から「2070㎏ - 1630㎏ =」と計算しますと「440㎏」という数値が現れます。
この数値=440㎏はつまり、乗車定員8人の“総体重”ということになりますよね。
これを8人で割れば「一人の体重=55㎏」という数値が導き出されますから、運転する者と同乗する者の平均適正体重は理論上‘55㎏以下’ということになってしまいますね。
この体重規定数値は原付や自動二輪も同じです
ハッキリ言わせて下さい「55㎏は軽過ぎ」。何を隠そう我が家でそんな体重の人は居ないので、つらいです。
女性ならいざ知らず、現代の男性で55㎏といったら相当小柄な人か、身長170以上の人ならかなり痩せた男性になってしまいます。
この体重の規定値はもう半世紀近く変わっていないらしく、子供の体重も加味した数値ではありますが、現代人にはもう合わないと思うのです。安全上も問題あると思いませんか?
そう思って、いろいろな体重規定を調べたら面白いことが分かりました。
- 自動車のシートベルトの場合、75㎏(成人男性の平均75.6㎏を参考)
- じてん車の構造強度の基準体重、65㎏(JIS規格)
- エレベーターの一人あたりの想定基準体重、66~75㎏
- エスカレーターの一人あたりの想定基準体重、65㎏
見ての通り、他の工業規格と比べても自動車の「55㎏」は低いですし、じてん車よりも10㎏も低いというのは納得いくものではないですよね。
たぶんこれは「満車に人が乗ることは稀だから」という考えが有るのでしょう
でも、3月の今ごろになると免許取りたての若者たちが「友達と満車状態でドライブし、カーブを曲がりきれないで事故死」などということが必ず起きている現実、それはスピードの出し過ぎだけじゃなくこの体重規定との因果関係は全く無いとは言い切れない気がするんです
運転者の多くを占める20代~60代の現代日本人の平均体重は「男性約68㎏」、「女性約60㎏」、で男女平均は約65㎏弱になっていることからすれば、せめて、じてん車と同じ「65㎏」に改めるのが当然だと思いますね
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コメント
ほう面白いですね。
私はてっきり60Kgだと思っていました。
投稿: もうぞう | 2012年3月 9日 20:23
もうぞうさんへ
私もそのくらいだと思っていました
投稿: 玉井人ひろた | 2012年3月 9日 20:47
賛成(^o^)/ かなり個人的理由もあって(^^;)
投稿: 空 | 2012年3月 9日 20:54
空さんへ
設定が低いということは、それの許容範囲の上限も低いということですからね。早急に変えてもらいたいです
投稿: 玉井人ひろた | 2012年3月10日 07:16
私の乗用車は肥料や鍬を積んで畑に行き
帰りは大根や里芋を積んでいます。
でも体重は 言えません
5人乗りに4人は乗った時重さを感じました。
私が足引っ張ったのか ね
投稿: kiyoka | 2012年3月10日 13:39
kiyokaさんへ
走行中の重量は、単に1人増えたというものじゃないですからね。
投稿: 玉井人ひろた | 2012年3月10日 13:55
じてん車の構造強度の基準体重、65㎏・・・・は・は・は・・・まあまあ、大丈夫らしいです。若い頃からどちらかと言うとゴロンとしてましたが、最近はいっそう・・・でも、瘠せようという気モないんです。
投稿: 山口ももり | 2012年3月14日 10:44
山口ももりさんへ
基準値は大きいほうがそれだけ許容範囲も広くなるわけですから、自転車も改定が必要でしょうね
投稿: 玉井人ひろた | 2012年3月14日 12:41