昭和57年(1982)幻の核シェルター計画
きょうの福島県の地元紙「福島民報」の一面記事は、驚きの記事でした。
東京電力の福島第1原子力発電所の6号機まで完成し終えた昭和57年(1982)、当時の双葉郡大熊町(ふたばぐんおおくままち)の町長であった「故遠藤 正氏」が描いた壮大な計画の記事です。
その構想とは、もし原子量く発電所において重大な事故が起き放射能が漏れた場合を想定し、郡内の人々7万人を守るため阿武隈山系にトンネルを掘り避難させ、最低でも3か月間は暮らせるという費用300億円というとてつもない「核シェルター」を作るという計画だったのです
しかし、国から「絶対安全」が説明され故遠藤町長の構想は議論すらされること無く幻となってしまったようです。
その話は、すでに70歳を超えた長男の遠藤征一郎氏でさえ初めて聞いたことのように公的には突拍子もない考えだったのでしょうが、現実として起きてしまうと故遠藤町長は何か予感めいたことがあったのかと思ってしまいます。
いずれにしても“後の祭り”ですがね
| 固定リンク | 0
コメント
日本にも核シェルターがあると、週刊誌で見た記憶があります。
もちろん規模は小さいのでしょうけど。
投稿: もうぞう | 2012年4月19日 19:40
もうぞうさんへ
有るはずですね。
原発から30キロ圏内にも存在していいかもしれません
投稿: 玉井人ひろた | 2012年4月19日 22:43
チェルノブイリ後の或る講演会で、今ある福島原発で事故が起これば、新潟どころか韓国の近く迄が危険に曝されるだろうと聴いた事が強く残っていますが、なるべく良い方、楽な方に考えたいのが人の常(-.-;)日常の煩雑さに追いやられているうちに忘れかけていた頃の事故でした!・・・辛くても忘れずに教訓にせねば!と強く思います。
投稿: 空 | 2012年4月20日 05:11
空さんへ
絶対忘れてはいけないことです。と、いうよりどちらかと言うと「忘れたくとも忘れられないこと」ですね
投稿: 玉井人ひろた | 2012年4月20日 12:17
ロンドンの地下にはごっついコンクリートのシェルターがあるんでしょう???東京にも地下鉄以外に大きなシェルターがあるとか???ちがったかな
投稿: 山口ももり | 2012年4月21日 10:04
山口ももりさんへ
世界最大はロシアのでしょうね。通常は地下鉄になっているところです。
投稿: 玉井人ひろた | 2012年4月21日 12:54