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2012年4月17日 (火曜日)

ビンボウグサ(貧乏草)

わが地域では「ビンボウグサ(貧乏草)」と言われる雑草が有ります。

Img_1502

←がそれです。一株は10センチくらい丈は数センチ以下の小さな雑草です。

今回初めて知ったのですが、本当の名は「スズメノカタビラ(雀の帷子)」というイネ科イチゴツナギ属の植物でした。

たぶん、見たことが有ると思います。

小さいですが、どんなところにも生えます。コンクリートやアスファルトのひび割れにでも生えます。

カラカラに乾燥した道でも踏まれながら生きていますし、氷点下の冬でも青々としている頑強な奴です。
ですから、荒れ肥料分もない痩せた田畑しかもたない貧乏な家の土地にでも生えてくるので「貧乏な家の草」⇒「貧乏草」となったようです。

全国的には「姫女苑(ヒメジョオン)」や「春紫苑(ハルジオン)」を「貧乏草と呼ぶ場合が多いようで、そして「薺(ナズナ)」も同じく呼ぶところがあるようです。

いずれにしても共通点は「痩せた土地でも生える丈夫な雑草」ですね。

たぶん、探せばもっと別な種類のでも「貧乏草」と呼ばれているのが日本国中にあるんだと思いますね

いい名では無いですし、丈夫な雑草なので除草をこまめにする(わが母のような)人にとっては、見るのも嫌な草だと思いますが、好きな人もいるんでしょうね

ちなみに、「イネ科イチゴツナギ属」の植物の仲間には公園やサッカー場などに敷かれた西洋芝が有ります。強いはずですね

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コメント

 今朝夜勤明けのことでした。 清掃員が敷石板の隙間の雑草を引掻いておりました。
 多分、貧乏草の駆除だったのでしょう。
 ・・・茎の伸びる雑草でもなくこのままでもいいとは思うが、手入れしろとうるさい住民がいるのです。
 てな会話をしました。
 写真には撮らなかったのですが後日撮影してオイラブログネタに使わせていただきます。

投稿: yuusuke320 | 2012年4月17日 (火曜日) 18:11

これは多く見かける草ですね。
貧乏草と言う言い方は、このあたりでは聞きませんね。

投稿: もうぞう | 2012年4月17日 (火曜日) 19:46

yuusuke320さんへ

この草は、気にする人にとっては嫌なものですから言うのでしょうね
 
 
もうぞうさんへ

たぶんわが地域だけだと思います

投稿: 玉井人ひろた | 2012年4月17日 (火曜日) 20:26

可愛そうな名前ですねえ。昭和天皇はお付きの方が「これは雑草です」といったのに応えて「雑草と云う植物はない」とおっしゃったのですって。我が家周辺にもその草はみかけるようです。たしか・・・福島県では、食べる雑草が・・・なんだっけ???県民ショーとかでやってました。カタバミ・・・でもなかった???なんだっけ???

投稿: 山口ももり | 2012年4月21日 (土曜日) 10:16

山口ももりさんへ

山形県の「ヒョウ(スベリヒユ)」のことでしょうか。
福島県でも戦中は食べていたようです

投稿: 玉井人ひろた | 2012年4月21日 (土曜日) 12:56

「ケンミンショー」ネタなら山形県のヒョウのことでしょう。しかしうちの野外植物図鑑の索引には「ヒョウ(青森、岩手、宮城)→ヤドリギ」となっているのです。また、地域によっては「イヌビユ」を指します。
ヨーロッパには野菜として栽培されるスベリヒユもあるとか、中国では種子を挽いて小麦粉などと一緒に食べるとか、ヒョウ常食地帯出身のうちの両親にも知らないことがまだまだあるようです。
それにしても、「イチゴツナギ属」という名は初めて知りました。イチゴって何?
スズメノカタビラで連想するのは宮沢賢治の「カイロ団長」で、これを読むまでは私にとっては「ただの草」でした。

投稿: りくにす | 2012年4月22日 (日曜日) 00:07

りくにすさんへ

福島と山形は食生活に共通点が多いので大体は分かりますよ。

イチゴツナギ」の由来は、昔は子供たちが摘んだ野イチゴをこの草の茎に通して繋いで持ち歩いていたことからのようですよ。
文字通り「苺繋ぎ」のようです

投稿: 玉井人ひろた | 2012年4月22日 (日曜日) 07:56

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