NHK経営委員長が辞任表明
昨年、国会の承認を受け日本放送協会(NHK)の経営委員、そして同会の委員長に就任した「数土文夫(すどふみお)経営委員長が、東京電力の社外取締役に就任が決まり、NHK経営委員長と兼任になることがちょっとした論争を起したようです。
自民党は「兼職は報道の中立性を損ねかねない」と同氏の国会招致を検討、さらに身内でもあるNHK職員が加入する日本放送労働組合も「東京電力社外取締役就任に反対する」という声明を発表したようです。
<放送法の規定>
- NHKと利害関係が生じる可能性のある企業や団体に所属する人材が経営委員に就くことを禁止する。
ただし、電力会社は含まれていない - NHKの経営委員は、個別の放送番組の編集に関わることはできない(個人的利害を持っての介入、口出しの禁止)
上記の規定を同氏が‘厳守’すれば川端達夫総務相や枝野幸男経済産業相らが言うように兼職は問題何のですが、過去にはやはり口出した委員が存在しているのも事実です。
人間ですからね。自分の会社が不利になることは見過ごせないでしょう。
というわけで、本日、数土文夫氏はNHKの委員を辞する発表をしたようです。
迷った末国会が選任した職より、収入を選んだ?という感じなりましたね。
しかし驚いたのは、ここにも「電力会社・・・・含まない」の但し書きが入っていたことです。どこまで、前自民党政権から電力会社が優遇されてきたかを知らされました。
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コメント
TVで初めて知ったのですが・・・アンナ要職を兼職するなんて・・・報酬も二重にもらうなんて・・・能力的にも、時間的にも一人の能力には限界があります。政治が絡んでいるのですね。どう見てもおかしい。素人には理解できません。
投稿: 山口ももり | 2012年5月25日 (金曜日) 08:23
山口ももりさんへ
原子力安全委員会もそうですが、兼職のポストは多いようです
投稿: 玉井人ひろた | 2012年5月25日 (金曜日) 08:30