‘阪神淡路大震災’が青年を決断させた
平成7年(1995)の1月17日、阪神淡路大災害が発生しました。その未曾有の大災害に当時の自民党・社会党連立与党はうろたえました。
村山総理には連絡が届かず寝ていましたし、自民党議員たちは危機管理の法整備がなされておらず動かない。万年野党だった社会党は自ら動く事を知らず騒ぐのみで役に立たない。
結局、政府の対応は大きく大きく遅れていく情けない日本政府の姿があからさまになりました。
そのあまりにも、だらしない日本政府の姿を災害地近くで見ていた一人の会社員が、ある思いを強く抱きます。
「こんな今の政府・政治家はダメだ。
俺が政治家になってこの災害で苦しんでいる人々を救える人間になりたい」
震災当時、その会社員は昭和46年(1971)8月京都府生まれで滋賀県育ちの23歳の青年、震災の翌年に結婚するも「政治家になりたい」という気持ちは強く政界へ政党へと動き出します。
そして、平成11年(1999)住居を静岡県に移し、翌年の衆議院解散総選挙に静岡7区から立候補し、28歳という若さで初当選を果たします。念願の政治家になった瞬間です。
その若い衆議院議員が所属していた党は自民党政権をたおし与党になり、正義感溢れる青年は現在40歳になりました。
その若い政治家は今こんなことをやっています。
- 環境大臣
- 内閣府特命担当大臣(原子力行政担当大臣)
もうお分かりでしょう。
今回の東日本大震災で福島県などを最も忙しく動き回っている「細野豪志(ほそのごうし)大臣」その人です。
政治家を志した切っ掛けが「阪神淡路大震災」、つまり今現在政治家の中で最も歯がゆい思いをして働いている大臣が細野大臣ではないでしょうか。
テレビ画面からハッキリ見て取れる‘顔のやつれ’から、心中の悔しさ、悲しみ、ジレンマが伝わるようです。
病気にならないでほしいものです。
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コメント
有能な人はとかく短命になりがちですからね~
気をつけて欲しいところです。
投稿: もうぞう | 2012年6月15日 (金曜日) 05:43
もうぞうさんへ
政治家は体力と言う人もいますからね。気力で何とかやっているのかもしれません
投稿: 玉井人ひろた | 2012年6月15日 (金曜日) 09:32
そうだったのですか。
いまの民主党の中では誠意と熱意を感じます。
投稿: やまちゃん | 2012年6月15日 (金曜日) 21:05
やまちゃんへ
そうだったんですよ。ターニングポイントと志がすごいですよね。
投稿: 玉井人ひろた | 2012年6月15日 (金曜日) 21:20