線量計付きのスマートホン
ソフトバンクは先月の5月29日に、世界で初めて放射線測定機能を装備したスマートフォンの新機種を発表し話題になりました。
いよいよ、来月の7月にはこの機種を発売開始するようですが、どういうものなのか気になってホームページなどで見てみました。
- 機種は「PANTONE 5(パントーン)」・シャープ製
- シリコン半導体を利用した検出機能を装備
- 計測範囲は「0.05~9.99マイクロシーベルト/毎時」
※、誤差±20% - 空間中の放射線の種類はγ(ガンマ)線のみ測定可能
- 測定個所を本体の地図上に記録できる
- 累積放射線量の予想値が確認できる
検出可能なのはガンマー線なので、今現在公的機関で線量を発表している「セシウム134(半減期2年)」と「セシウム137(半減期30年)」、この二つの放射線量合計値のみに特化対応したものだということです。
個人的には「誤差±20%」というのは許容範囲としてどうなのかはちょっと気になります。でも他のサーベイメーターもそのくらいの誤差が有るのかもしれませんので、全体として必要としている分だけ測定できるという無駄のない検出器だと言えますね。
>ちょっとメモ
- ガンマー線を出す放射性物質
セシウム134~137、
コバルト60
- ベーター線を出す放射性物質
ヨウ素、
※、最も早く健康の害を及ぼす危険物質
- アルファー線を出す放射性物質
プルトニウム
ウラン
ラジウム
ポロニウム
※ポロニウムは今から40年以上前にタバコに含有している放射性物質であることが確認されたことや、近年ではロシアスパイがこれで毒殺を計られたことで知られるウランより桁違いに有害だとされる放射性物質。
つまり、このソフトバンク新スマホでは東京などで大騒ぎになったラジウムは検出されませんので、覚えておくと良いかもしれませんね
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コメント
トラックバックありがとうございました。
ここのところ、ブログ放置していたので、気づくのが遅れました。ごめんなさい。
個人的には、もう放射線量はあまり気にしていません。
慣れてしまうのは、いけないことなのかもしれませんが、そこのとばかりに気を取られてしまうのも、よくないと思っています。
でも、これからの福島の情報に気をつけたいです。
投稿: チエちゃん | 2012年9月15日 (土曜日) 20:39
チエちゃんへ
たぶん、県外の人、そして避難して位置以外で県外に自主避難した福島県人のほうが気にしていると思います
投稿: 玉井人ひろた | 2012年9月15日 (土曜日) 21:06