“ゴジラ鮫(サメ)”が大暴れか?
初期映画のころからのゴジラファンならほとんどの人が知っていると思いますが、ゴジラとは欧米諸国の核実験などによって大量に放出・廃棄されることになった放射性物質によって被曝して突然変異を起こした南太平洋の島に生息する巨大生物という設定でした。
ですから、当初ゴジラ映画は「反核」などが深層部のテーマになっていました。
しかしその後は人気が出るのに反比例するかのように、反核からは遠のいていきました。
現実にも南太平洋の洋上などではアメリカ、イギリス、フランスが原爆実験・水爆実験を合計で200~300回以上も行っていました。
イギリスの場合、オーストラリアの周辺の島々ははもとよりオーストラリアの砂漠でも何度も何度も核実験と“放射線の人体実験”も行いました。
イギリスにとってオーストラリアは植民地でもありますし、その実験のためのウランも沢山あるオーストラリアという大陸は非常に都合がよい存在だったようです
そのため核爆弾や核物質爆薬を使ったビクセンBをふくむ実験を600回近く実施し、プルトニウムなどをオーストラリアの各地に大量にまき散らし、深刻な放射能汚染をもたらしたことはよく知られている事実です。(その量は、福島原発事故とは比べようもない多さである)
その放射性物質のせいでしょうか?オーストラリアのインド洋側である「西オーストラリア州ウェッジアイランド」の南方沖は、世界で最もサメ(主にホウジロザメ)に襲われ死亡するということが多い海域なんだそうです
(昨年9月と10月に3人が死亡し、今年3月にもダイビング中の男性1人が死亡している)
そのサメ、放射能の被曝が凶暴性に影響を与えているとしたら、まさに「ゴジラザメ」ですよね。
| 固定リンク | 0
コメント
南太平洋の洋上などではアメリカ、イギリス、フランスが原爆実験・水爆実験を合計で200~300回・・・・そんなことはちっとも知らなかったことです。世界中のいたるところで・・・あ・あ・あ・・・絶望的ですねえ。
投稿: 山口ももり | 2012年7月19日 (木曜日) 09:46
オーストラリアは40年前に一度旅行したことがありますが、現地のライフセイバーはサメ対策が主な仕事のように聞きました。それにしても大国の身勝手さはひどいですね。日本も人のことは言えませんけど・・・。
投稿: 鹿児島かっちゃん | 2012年7月19日 (木曜日) 11:05
山口ももりさんへ
その数字は、ごく一部です。アメリカだけで1000回以上していますし、中国、ロシアを含めると世界では2000回以上も核実験が行われ、その内500回以上は大気圏内で行われ、世界中に放射性物質はまき散らされたのです。

ですから昭和30~40年代前後は、日本全国のどこでも放射線量は今の福島より高かったと言われます。
鹿児島かっちゃんへ
オーストラリアのライフセーバーは命がけですね
投稿: 玉井人ひろた | 2012年7月19日 (木曜日) 20:38
昭和30~40年代前後は、日本全国のどこでも放射線量は今の福島より高かった・・・・う・う・・・・ん
投稿: 山口ももり | 2012年7月20日 (金曜日) 10:07
山口ももりさんへ
各都道府県は秘かに上空線量を計測していたようですが、発表は未だされていません。
ある教授によれば今の100~10000倍だったとかいう人もおります。
ただし、それでも国際基準(IAEA)によれば健康に害は及ばない数値だと言われます
投稿: 玉井人ひろた | 2012年7月20日 (金曜日) 12:38