異例
東日本大震災、そして昨年から続く大雨洪水に竜巻、異例な気象状態が多く発生していますね。これは温暖化現象の序章かもしれません
異例と言えば・・
片桐裕 警察庁長官が7月12日の記者会見で、「滋賀県大津市の中学生男子の自殺問題」という特定の事件についてコメントを出すということがあったそうです。
ただし、滋賀県警本部やその捜査員などに配慮して「個別の事件に関することなのでコメントは控えたい。ただ一般論として・・・」と断りを入れての発言だったようです
- 「教育現場の対応を尊重すべきだが、違法行為があれば被害者や保護者の意向、学校の対応状況を踏まえて対処する」
- 「(警察の捜査は)少年の生命身体が脅かされる重大な事案があれば、捜査や補導の措置を講じなければならない」
発言内容は、だいたい上記のようなものですが、これは全国の警察組織のトップである警察庁長官が一地方の事案に対し捜査の在り方まで言及する発言で、極めて異例なことだったようです。
それだけ、こういう問題は深く複雑だということでしょうし、いつまでも無くならない深刻な問題であることでしょうね。
ところで、以前も書きましたが警察組織で最高位の組織はドラマによく出て来る“警視庁”で、一番偉いのは‘警視総監’だと勘違いしている人ってかなりいるんじゃないでしょうか。
警察庁と警視庁は、組織名も似ていますし、所在地も東京都千代田区霞ヶ関2丁目(警察庁=2丁目1-2、警視庁=2丁目1-1)ほぼ同じで紛らわしいのですから、警察庁長官と警視総監のどちらが上位階級かなんて知っているはずがないですよね。
でも、違いはしっかりとあります。
- 警察庁長官=都道府県全ての警察組織を統括する警察庁のトップで(内閣府外局の行政委員会の)国家公安員会に服す
- 警視総監=東京都の警察組織である警視庁本部のトップで(都知事が任命する)東京都公安委員会に服す
つまり、警察庁=国家、警視庁=東京都(地方)という図式で警察庁の方が上位になります。
ただし、東京の警視庁は首都の組織のため警察庁と連携することが多く、そこで働く管理職の警察官も兼務している場合が多く、実際はそれほどはっきり分かれていないのも事実です。
そして東京都以外の都道府県本部長にも順位が有るようですが詳しくは、下記サイトにアクセスしてみてください。
全国の警察本部の本部長の役職名
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%AC%E9%83%A8%E9%95%B7
警察組織の階級
http://www.geocities.co.jp/AnimeComic/8725/police.html
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コメント
警察庁長官と、警視総監って似ていますね、本当に。
所在地もほぼ同じ住所ですかーー。
そして、玉井人さんが言われているように、警視総監が
警察のトップと思っていました。
本当は警察庁長官がトップなんですね。
情報をありがとうございました。
投稿: 浜辺の月 | 2012年7月14日 (土曜日) 23:43
そもそも東京都の警察をなんで「警視庁」と名乗るのか?
「東京都警察(本部)」で良いじゃないか?ですね。
投稿: もうぞう | 2012年7月15日 (日曜日) 05:23
浜辺の月さんへ
警察組織が警察庁となっているから判りにくいのですが、仮に“警察省”とすると簡単です。

警視総監⇒警視総監、警察庁長官⇒警察大臣
となり、こうすると立場が分かりやすいですよね。
もうぞうさんへ
その通りだと思います。
昔は大阪府警も‘大阪警視庁’と言っていたようですが改正されたようですね。これがまだあったらさらに紛らわしかったでしょうね
投稿: 玉井人ひろた | 2012年7月15日 (日曜日) 08:08