‘アンペアダウン’なんか関係無し
原発事故以来、電力事情の急変で節電に頭を使う人が増えました。その中で最近急増しているのが「アンペアダウン」というものが有ります。
これは電力会社との契約電力量を50A(アンペア)⇒40A(アンペア)とかのように減らすものです。
これのメリットは、家電品を使い過ぎるとブレーカーが落ちやすくなり、節電や節電機器へのの意識が強くなることと、基本料金が安くなることにあります(注、変更した月の基本料金は変わらない)。
そして、アンペアダウンは工事費がかからないこともメリットの一つでしょう。
現代のご家庭は殆どの家が50Aのようですが、これはかなり余裕の契約電力量です。普通に使えば30Aなら十分であることが、テレビの番組などで盛んに紹介されていますね。
さて我が家は、昔15Aですぐにブレーカーが落ちていました。それを一部を改築するときにアンペアアップして30A契約にしましたので、アンペアダウンなど全く無関係の家になります
実は、アンペアはダウンよりアップの方が配線が関係してくるため難しいのです。
ダウンするには配線は全く関係ないですが、アップの場合高電力量に耐える敗戦にしないと火災などの原因になるからです。
わが家は、その古い15A用配線のため安全な範囲は「20A」までらしく、その結果ちょっと変則な30A配電になりました。
室内の同一配線での使用電力は20Aまで使用可能のため、各部屋配線ごとのブレーカーは20Aです。ですから、同一配線では20ですが、別配線ではまだ10A分が使えるという、ややっこしいことになっています。
致し方ないですが、そのおかげで我が家は炬燵や電子レンジなど電力が高いものは一度にスイッチを入れない心がけができています。
昔は、そういうのって当たり前じゃなかったでしょうかね。違いますか?
ところで、
家電品のアンペアの出し方は知っていますよね。
家電の電力量を契約電圧で割り算すればいいんですよね。
例えば契約電圧が「100V(ボルト)」で、500W(ワット)の家電品を使用した場合のアンペアはこうなります
- 500W ÷ 100V = 5 A
簡単ですよね。
以前は、アンペアの高い家庭のが羨ましい時期が有りましたが、今は逆になって我が家の契約料金がなにか誇らしくも感じます。
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コメント
東京で一人暮らしの頃、節約のため10A設定にした事が。
冷蔵庫洗濯機無し。電子レンジを使うとブレーカーが落ちたので売りました。
節約する事が快感な時期でした(笑)
投稿: くぽ | 2012年7月 9日 02:02
我が家は50Aですが、落ちたことはありません。
落ちるのはサブのブレーカーです。
配線配分が悪いのでしょう。
つまり40AでもOKかと思いますが、やってみないと分かりません。
それよりも東電の50A基本料は1,365円。
東北電は1,575円となっています。そもそもここが不満です。
投稿: もうぞう | 2012年7月 9日 06:56
くぽさんへ
それは大変でしたね。わが家では15Aでも頻繁に落ちましたので10Aならすごいでしょうね
もうぞうさんへ
>我が家は50Aですが、落ちたことはありません
・・・?、よく解りませんが、それは普通ですね
50Aなら落ちることはないと思いますし40Aでも落ちることはないと思います
本文にも書きましたが、わが家はそれより低い‘30A’契約に“アップ”しましたが、各部屋の配線とサブブレーカーはそれの半分以下の“20A”ですので、年に何度か落ちます。
投稿: 玉井人ひろた | 2012年7月 9日 09:12