警察は黙認
尖閣諸島において中国は「我が国の領域」を、日本対し主張していることは私たちはよく知っていることですが、中国は日本以外でも「島」の領有権で揉めています。
その島はちょうどベトナムとフィリピンの中間にある南シナ海に点在する南沙諸島(英名スプラトリー諸島)です。
この諸島は100以上のサンゴ礁や小島などからなる諸島で、一番大きな島でも0.4平方キロメートルしかないのですが、近年発見された埋蔵量200億トンとも言われる大油田とガス田が発見されたとでも知られています。
いわば“宝の島々”なのですから各国が欲しがるのは当然の島で、今現在は中国、ベトナム、マレーシア、台湾、フィリピンなどがそれぞれに領有権を主張し、その結果としてそれぞれの国境線が複雑に絡み合っているというのですから、トラブルが起こるのは自然な流れなのです。
その中でも大油田が発見されてからの中国の‘ごり押し’は、例によって激しいようです
実際に過去には、ベトナムと中国が戦闘になり勝利した中国が領域を増やしてしまったということがあったのです。
ですから、ベトナムの人々の「反中」感情は非常に高く、きょうの22日に首都ハノイで南シナ海などの領有権をめぐる中国に抗議する市民のデモがあったそうです。
ハノイの警察当局はデモをやめるよう警告したりして警戒のため出動したのですが、警官たちは強制排除はせず‘暗黙のデモ容認’という行動に出たため取り締まりもなく、大きな混乱も起きないデモ行進だったと言いますから、ベトナム国民の「反中感情」の強さがよく表れています
中国の横暴はすごいです。もし、もしも尖閣諸島で戦闘状態になったら大変なことになりそうです。
さて、この南沙諸島には日本も関係しています。ただし、領有権ではありませんよ。
この島の地下資源に最初に目を付けたのが日本なのです。それは昭和14年(1939)にリン鉱石の発掘と海運ルート確保の目的だったそうで、武力によって領有権を奪取したようです。敗戦後はサンフランシスコ平和条約にて領有権を放棄しました。
そしてその後は近隣諸国の奪い合いになったということのようです。
ただ、ベトナムとフィリピンにはこの島々を巡り監視する巡視艇を供与しているのは日本だそうですから、全く無関係でもないようです
尖閣問題がもっと激しくなると、ここの問題もまた影響しそうですし中国が関係するアジア諸国との紛争は多く、もっと日本も危機管理を国際基準に合わせるべき時期なのかもしれません
それと、米軍が日本へ配備したV22機(オスプレー)の行動範囲のほとんどが、中国が領土問題を起こしているところに重なるのは偶然なんでしょうかね?
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コメント
この問題はなんどかテレビでも取り上げたことがありますね。
日本の弱腰外交のツケがどんどん大きくなってきています。
何でも先送りする日本政府にはうんざりです。
もちろん中国にはもっと閉口ですが・・・
投稿: もうぞう | 2012年7月22日 (日曜日) 19:52
もうぞうさんへ
よく言えばすぐに責任者を変えるから‘駅伝外交’、悪く言えば‘たらいまわし外交’と言うところでしょうか
投稿: 玉井人ひろた | 2012年7月22日 (日曜日) 20:02
「中国」という呼び方はどうなんでしょうね?
欧米語では「China」で、「チャイナ」とか「シナ」とか「チナ」などと発音します。
したがって、戦前のように「支那」と呼ぶのが正解のように思います。
「中国」というのは彼らが勝手に仕立て上げた「中華思想」に基づく呼び方です。
で、やつらの思い上がりは今に始まったものではありませんし、徹底的に排除すべきものです。
世界の鼻つまみ者、それが支那人です。
それに接する半島人も同様です。
今の日本政府はそれらに操られる史上最低の政府ですけどね。
投稿: がんさん@大和の国 | 2012年7月22日 (日曜日) 21:30
がんさんへ
第二次世界大戦後、中国に対し日本人が卑屈になるように教育されてしまったのかもしれません
投稿: 玉井人ひろた | 2012年7月22日 (日曜日) 21:53
相棒が東京都庁でして来た募金はどないなるのやろ。10万円以上の大口は別のところのなっていて「いやいや、私はもう年金暮らしやから」と云うことで、小口のほうの窓三和銀行だったか???募金をしたって云ってましたっけ。庶民の素朴な愛国心ですよねえ。
投稿: 山口ももり | 2012年7月24日 (火曜日) 09:42
山口ももりさんへ
愛国心と言うより「同邦心」という仲間意識がそうさせるんだと思います。ありがたいですね
投稿: 玉井人ひろた | 2012年7月24日 (火曜日) 22:02