千円札の逆さ富士・・・の噂
そう言われてみると、だいぶ違うように見えますが、どうですか?
その答えを先に言いますと、その“違う山”というような都市伝説は全くの虚話しです)
このデザイン画の基になっているのは、新潟県十日町市出身の富士山写真家、岡田紅陽氏(明治28年(1895年)~昭和47年(1972)没)の作品の内の傑作「湖畔の春」という題名の写真です。
このデザイン画は最初新渡戸稲造氏(岩手県盛岡市出身)の肖像画が印刷された‘五千円紙幣’に使用されまして、今のは2度目の採用となったことからしても岡田紅陽氏のこの「湖畔の春」が造幣局にとても気に入られていることと、それだけ素晴らしい作品である証拠だと思いますね。
話しは戻りますが、ご覧の通り写真のも湖畔に映る富士山も違って見えますが写真ですから間違いなく富士山ですね。
もう一つ、疑問が有ります。手元に新渡戸氏の旧五千円札を持っていれば比較できますが、同じ「湖畔の春」のデザインがなのですが、旧五千円札のと今の千円札では富士山が少し違っています。
それはなぜか?
造幣局の話しですと、「たんなるデザインの仕方が違っただけで同じものがもとになっております。さらに千円には桜の花を添えました」ということのようです。
いずれにしても、細かいところに気が付いて想像豊かに噂話を考える人々はいるものですねえ。でも面白いです。
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コメント
この話は一部ですが、知っています。
何度も逆さにして見てみました。
富士山写真の第一人者岡田紅陽は新潟県出身なのですが、余り知れ渡っていませんね。
投稿: もうぞう | 2012年7月12日 19:03
もうぞうさんへ
私も岡田紅陽氏は今回のことで初めて知りました。
投稿: 玉井人ひろた | 2012年7月12日 21:20
へ・え・え・・・・こんなことはまるで気がつきませんでした。じっくり見る間もなく手元から消えていく・・・は・は・は・・・。先日屋久島に登った時、一日中雨の中でしたが、ホテルへ帰って気がついたら1万円札はグチャグチャ。皮のサイフは、もう防水が利いていなかったのでした。他の何かの券の印刷の色まで移ってまるで、ニセモノみたい。でもねえ・・・・一枚は泊まったホテルで使えました。「よくあることなんです」って。もう一枚は中京の郵便局で、ニセモノ扱いされることなく真券に変えてもらえました。見たところはマルデ・・・ニセ札でしたけど。
投稿: 山口ももり | 2012年7月13日 07:48
山口ももりさんへ
本物であればかなり傷んでいても使えるし、昭和初期のでも使えるのもあるようですよ
投稿: 玉井人ひろた | 2012年7月13日 10:06
なるほど・・・ね。気がつきませんでした。
投稿: 鹿児島かっちゃん | 2012年7月13日 11:51
鹿児島かっちゃんへ
普段は気が付かないですよね。よく使うお札ですから、見てる間は無いです
投稿: 玉井人ひろた | 2012年7月13日 12:23