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2012年8月 9日 (木曜日)

国会議員とは食っていくための職業か?

自民党・片山さつき参院議員が、芸人の親の生活保護不正受給問題をネットやマスメディアを通じて指摘して、それに対しての国民や国会で起きた騒ぎはずいぶんと過去の話になってきた感が有ります。
もしかすると、とっくに忘れている人も居るんじゃないでしょうかね
私個人の考えとしては片山さつき議員のたんなる売名行為にしか見えませんでした。

いずれにしても、その結果として国会で生活保護不正支給問題が検討課題になったことは、同議員の“議員活動のおかげ”となるのかもしれません

ところが、片山さつき議員はこれに関してのある記者の取材ではこんなことが有ったんだそうです。

  • 「生活保護費問題」で取材を申し込もうと議員会館に連絡したところ、要件も聞かれず、「(片山さつき議員のマネジメント会社に連絡して下さい」と言われたので、その会社に連絡すると、『(片山さつきの取材料金はおいくらいただけるのでしょうか』と問われた。

その取材記者は、既定の取材料金を説明して支払ったそうです。

国会議員が政治活動の一環としてメディアに登場し、「出演料」が発生するケースは確かにありますし、自分の本を出版して印税等の収入を得ることも議員と言う特別公務員と言うのは認められています

ただタレントや政治評論家ならいざ知らず、片山さつき議員の場合は現職国会議員で「生活保護を喰いものにする人は国民感情として許せない。この問題を追及し、法律を変えていくのが我々国会議員の仕事です」と公言し、「私にとって生活保護費の問題を国会議員としての大切な政治活動であります」とテレビ出演などを利用し“議員活動”として取り組んでいた経緯があります。

その「生活保護不正受給問題」の取材で、いきなり「ギャラはおいくらですか?」と聞かれたら、素人考えでも「片山さつき議員はこの問題でお金を儲けてる」=「不正受給問題を食い物にしている」と思うのは当然なことです。

先の記者もプロですから私と同じ疑問を持ち、当然すぐに取材を申し込んだところ片山さつき議員側の態度はこうだったそうです

  • 取材料は発生しますか?」と、やはりギャラについて尋ねられた

同記者は思わず笑ってしまったそうです。

記者はまたギャラを払ったのでしょう。後日片山議員から「答えられません」との回答をもらったそうです。

国会議員と言うのは年間約2000万円もの税金を受け取りながら、議員活動を行っています。同じ議員活動なら無料で取材やテレビで報道してもらえることは議員にとってありがたい手助けではないでしょうか

その議員活動で収入を欲しがるというのは、この片山さつきという国会議員の質の低さ(悪さ)を如実にしていると言っていいでしょうし、当選できていること自体に疑問が出てしまいます。

片山さつき議員には賛否両論ありましたが結論として、あの芸人の家族を名指した生活保護費問題の指摘は、やはり‘売名行為と銭儲け’だったことが分かった気がしますね。

世の中、お金ですかね

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コメント

金とか利権(結局「金」ですが)のため(つまり「自分」のため)でなく、国益や(地元民じゃなくて)国民のために汗を流している国会議員って何人いるでしょうね?
大体、「生活保護」なんて国会で議論すべき問題なのでしょうか?
だとしても今はもっと大事なこと、安全保障とかエネルギー政策とか、あるような気がしますけどね。

投稿: がんさん@大和の国 | 2012年8月10日 (金曜日) 07:46

がんさんへ

片山議員は過去に「自衛隊の潜水艦は多過ぎ」として、追加購入を阻止したことが有りました。
そのすぐ後、隣国の潜水艦が不法に入ってこられて自衛隊の潜水艦減のはなしは無くなったのです。

この議員は東大出の財務官僚出身者だけに国や国民の安全より自分の立場とお金を守ることが仕事だと思っているのかもしれません

投稿: 玉井人ひろた | 2012年8月10日 (金曜日) 08:03

大体、何でもかんでも「ハンターイ!!」って云ってるだけで長年お給金をもらってる万年野党も腹立たしいです。

投稿: 山口ももり | 2012年8月10日 (金曜日) 08:48

山口ももりさんへ

その通りであります

投稿: 玉井人ひろた | 2012年8月10日 (金曜日) 10:50

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