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2012年9月 8日 (土曜日)

ガラパゴス高校野球

18U野球世界大会、日本の代表の試合は今日の日韓戦「5位6位決定戦」で終了しました。
結果は0対3で日本は昨日のアメリカ線に続き連敗して終了してしました。お疲れ様です。

U18、とは18歳以下の選手ということですから、日本の場合夏の甲子園大会で活躍した選手の選抜チームになります。福島県からは聖光学院高校のエース岡野投手が選ばれて行き登板して活躍しました。

日本には高野連という日本はもとより世界でも類を見ない“特殊な団体”が存在し「選手のユニフォームは上下が色違いのものは禁止」とか、中にはどうしても理解しにくい独自のルールやその他の規制を強制しています。

そのことによって日本の高校生だけが国際大会になるとそのルールの違いどころか用具の違いまでも克服するという、余計な負担を余儀なくされます。

たとえばこんなことです。

  1. バット
    <日本国内>=金属バット
    <国際大会>=木製バット
  2. バッター
    <日本国内>=ピッチャーも必ず打つ
    <国際大会>=DH制裁用なので必ず打つ必要が無い
  3. カウント
    ストライクとボールが日本だけ逆だったが2年ほど前から改正された
  4. ボーク
    <日本国内>=非常に厳しい(盗塁がしやすい)
    <国際大会>=ほとんどとらない(盗塁が難しい)
  5. 監督(コーチ)の行動範囲
    <日本国内>=試合中はグラウンドに入ることができないし、審判に直接話すことも禁じられている
    <国際大会>=試合中でもグランドに入るし、審判に直接質問できるのことも常識
  6. 危険プレイ
    <国内大会>=キャッチャへのタックルや危険なスライディング、キャッチャーのベースブロックなどほとんどがやってはいけない指導がなされている
    <国際大会>=ルール内なら、認められている。

その他にも事細かに高校野球特別規定が存在し、日本の高校野球は世界に通じないガラパゴス化現象が起こっています。

昨日の、日本対アメリカでは6番の危険プレイで日本の優勝校キャッチャーがタックルを受け負傷し(2回食らった)、気の強い選手であわやアメリカベンチに殴り込もうかというところまでいきました。

解説の、中京大付属高校の監督さんでしたかも「アマチュア野球ですから、大リーグの様なタックルは危険ですからやらない方がいいですね」とか、国内特殊規定を語っていましたが、それでは勝てませんし負傷が増えるばかりです。

危険だからやらないが暗黙のルール、そういうことで日本男子柔道がオリンピックで関節技や絞め技で負けているあの光景、よく似ています。

そんなゲーム以外の負担を減らす考えが高野連にはないのでしょうか?選手がかわいそうです

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