‘日本三大提灯祭り’・・・でっ!それはどこ?
我が村に隣接する二本松市で毎年、10月の4日・5日・6日に開催される二本松神社例大祭「二本松提灯祭り」は、“日本三大提灯祭り”の一つに数えられる伝統の秋祭りです。
市内7つ地域が少しづつ違う太鼓台を曳き練り歩く姿、特に提灯で囲った太鼓台が全部が揃う姿が見られる初日の夜は最高です。
さて、この祭りの昔からのキャッチフレーズ「日本三大提灯祭りの一つ」というのはあまりにも地元ではよく知られた言葉ですが、その三大になる他の2つはどこの祭りととどこの祭りを指すのかを問われると、完ぺきに答えられる人は少ないのです。
わたしも、その答えられない一人です)ですから、調べてみました。
<日本三大提灯祭り>
上記のような括りになっているのですが、これを見てちょっとまった~!)と大声を出した人が居たはずです。それはなぜか?
実は日本三大提灯祭りは、もう一つ別の括りがあるのです。
<日本三大提灯まつり>
- 新潟県弥彦村 ~ 弥彦灯篭まつり
※、灯篭を持った氏子行列が特徴- 愛知県西尾市 ~ 三河一色諏訪神社大提灯まつり
※、巨大な提灯がもどころ- 福島県白河市 ~ 白河提灯まつり
※、鹿島神社の氏子達が持つ大きめの提灯が見どころ
これです。
お気づきでしょうが福島県と愛知県は別のところで2か所が、それぞれ「我こそは三大提灯まつりである」と公言しています。
これはいったいどう考えたらいいのでしょうか?。まさか“先に言ったもん勝ち”ということなのでしょうか?
どの祭りも素晴らしいのですが、どういうことで「三大」としたのかが不明なんです。
二本松の提灯祭りに関して言えば7台の太鼓台の提灯がメインなのですが、これは地元の人には怒られちゃいますが、同市の隣の福島市松川町の祭礼では同じく提灯を飾った太鼓台が10台以上出ますし、同じく福島市の稲荷神社祭礼には20台もの連山車の提灯が並び、そちらの方が圧巻なのです。
そうなるとさらに「三大」の意味が分からなくなってしまいます。
福島県の白河市と二本松市の祭りにはある共通する人物が有ります。白河藩主で、後に二本松藩主になった丹羽光重(にわみつしげ)氏です。つまり、白河と二本松は同じお殿様の関係があるんです。
丹羽光重氏の祖父は、あの織田信長の片腕で安土桃山城を建設した丹羽長秀(にわながひで)氏です。
丹羽氏は越前守とも言われるように福井や滋賀など広大な土地を領地とし、北前船の通り道にいました。
つまり日本海側、そして福島県、と移動しています。その地域がみな名城を建設していることはよく知られています。
もしかして、三大提灯まつりも丹羽氏に関係が有るやもしれません。
愛知県である尾張には一色範氏(いっしきのりうじ)という人物がおりまして、この人が丹羽郡に移転したときに姓を「丹羽氏」に替えて統治した歴史が有ります。
ここにも、丹羽氏が現れます。偶然でしょうか?
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コメント
こんばんわ。
・「文章」を読んで。
そうですか、それは全然知りませんでしたね。
投稿: H.K | 2012年10月 8日 20:59
H.Kさんへ
参考になりましたでしょうかね
投稿: 玉井人ひろた | 2012年10月 8日 22:53
稲荷神社は近所なので、屋台で食事したりしましたが、山車が並んでるのを見た事が無いんです。
来年、リベンジだわ。
投稿: くぽ | 2012年10月 8日 23:14
くぽさんへ
元々は、各地域で別にやっていたのを合わせたそうですよね
私も見たことが無いです。あそこは車では難しいですよね
投稿: 玉井人ひろた | 2012年10月 9日 08:01
松川 福島のちょうちん祭りは元は二本松を手本にして太鼓台が作られましたし、歴史も二本松の方が深く、囃子も二本松の物を手本にして作られました。
太鼓台の数で優劣を決めるのはナンセンスだと思います
読んでいて物凄く不快でした。
投稿: f.m | 2018年9月15日 14:40
f.mさんへ
コメントありがとうございます。
私なりに歴史の深さまで記載したつもりですが、不快に感じられましたようですね?
それで、途中までしかお読みならず、内容を把握できなかったのかもしれません。
文章力が無いので、致し方ありません。申し訳ないことです
そして、たぶんご存知だと思いますが「松川」も元々「二本松藩」であり、同じように提灯まつりがあるのは当然かと思います
投稿: 玉井人ひろた | 2018年9月15日 15:23
返信ありがとうございます。 自分も感情的になって申し訳ないです。
すこし食い違っている点があって、
まずは松川が、二本松藩であったことは知ってますが、
藩時代から山車が祭礼等で曳き回されたという記述等はなく、
二本松藩内で藩から認められて山車等を祭礼で引き廻したのは城下六町と小浜、そして本宮だけということです。
投稿: f.m | 2018年9月30日 20:33
f.mさんへ
コメントありがとうございます。
投稿: 玉井人ひろた | 2018年10月 1日 08:02