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2012年10月 5日 (金曜日)

「足長おじさん」という虫がいる

登山が趣味の人や、近くの里山の森や林やに入ることがよくある人は、小道や獣道、落ち葉の上を歩いていると、足元をまるで糸くずが風で飛ばされるようにフワフワと移動する虫を見かけることがあるはずです。

Img_1913

←のフォトにその虫が写っているんですが、このサイズで見分けがつくでしょうか?

判らない人は、画像をクリックして拡大画像で確認してみてください。

クモのような、その虫が中央に写っていることが、判ると思います。

Img_1918

←これはそれが家の壁で止まっている状態です。これならはっきりわかりますよね。

名前を「ザトウムシ(座頭虫)」と言います。
フォトのは足の長さをいれると大人の手のひらくらいの長さになりますから「オオナミザトウムシ」という種のようです。

たぶん、見かけた人のほとんどが“足の長いクモ”だと思っていることでしょう。
わたしも、ズ~っとそう思っていました。

そしたら、クモの仲間ではなくどちらかと言うとサソリやダニに近いもののようで、クモとは全く違う虫のようです。

ザトウムシはクモや昆虫のように胸部が無いため、この異常に長い足で動く姿は小豆が風で飛ばされているようにも見えます。

それはまるで、そこだけ無重力の世界があるようで、SFの中にもこれを参考にしたものが出てくるくらいです。

いずれにしても、あまり気持ちの良いものではないですが、その姿からイギリスなどでは「足長おじさん」という呼び方がされているそうです。

その呼び名は、どうでしょうかね?

この虫の生態はいまだに謎が多く、知られていないことが沢山あるそうです

山のあまり日が射さないところに目を凝らしてみてください。運が良ければこれの仲間を見つけることができます。

移動の速さはかなり早いので、難しいでしょうけどね

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コメント

久しぶりに「トリビアの泉」を思い出しました。
相変わらず博学ですな~

投稿: もうぞう | 2012年10月 5日 (金曜日) 19:18

もうぞうさんへ

トリビアの泉ですか。あの番組は面白かったですね

投稿: 玉井人ひろた | 2012年10月 5日 (金曜日) 20:48

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