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2012年11月21日 (水曜日)

日本にも‘劣化ウラン’が・・

昨年の3月11日の東日本大震災において地震や津波によって大きな被害をこうむったのは太平洋側にある青森、岩手、宮城、茨城、千葉の東日本5県ですが、報道はいつの間にか“被災県”岩手、宮城、福島)という言い方になってしまいましたことについての苦言は、以前にも少しこのブログで書かせてもらいました。

さて、それによって起きた東京電力福島第一原発のメルトダウンはその後の報道の中心となっていきましたが、その同じ日に東京湾岸では同じように放射能汚染が生じる危険が迫っていたことをわたしは知りませんでした。

<2011年3月11日千葉県市原市の震災によるLPガスタンク火災>

東日本大震災で千葉県市原市にある「コスモ石油千葉製油所」の液化石油ガス(LPG)タンク火災が発生、それはやがて爆発まで引き起こした。

その火災の火の手は隣接する「チッソ石油化学株式会社 五井製造所」の倉庫の屋根に延焼した。

この「チッソ石油化学株式会社 五井製造所」の倉庫には「劣化ウラン」が765kg廃触媒総量7.65トン、200ℓケミカルドラムで33本)保管され、放射性物質が0・3%含まれていたが、放射性物質の漏えいはなかった(※ケミカルドラム⇒ポリエチレン樹脂製の内筒を鋼製ドラムで外装した複合容器

わたしはこのニュースを見つけたときに、「こんなニュースをどこで聞き逃したのだろう?新聞も無かったし、我々の場合原発事故の方が大変でそれどころじゃなかったから、テレビ報道を見逃したのだろう」と思いました。

そしたら、よく記事を読んでみたらそれは違っていたのです。

千葉県や関東地域では「コスモ石油千葉製油所」の爆発火災のことは報道されていたようです。
その時に、隣接する「チッソ石油化学株式会社 五井製造所」の「劣化ウラン保管倉庫」の危険性を察知した報道陣が、延焼が無かったのかと言う質問をしたらしいのですが、千葉県(総務防災・消防課)は「延焼は無かった」と発表したそうなのです。

たぶん・・鈴木栄治(芸名=森田健作)千葉県知事(または市原市)らの「県民(市民)の不安を煽るようになるから発表しないほうが良い」というような判断と指示が有ったのでしょう。

実際は延焼していたことが発表されたのは、震災から3ヶ月半以上も経った6月30日の千葉県議会・総務防災常任委員会での席上で発表され、その延焼を隠していた事実の報道は翌日の7月1日に流されたのです。

一つ間違えば、東京湾沿いの首都圏全域に放射能汚染が広がることだったのですから、パニックを起こした首都圏はどうなっていたか分からないこともまた事実です。
それの是非は別として、行政の首長が考えることは共通しているようですね。

それより、首都圏のほぼ中央に劣化ウランが大量に保管されていたことの事実の方が驚きです。
劣化ウランて、ほとんどが貯蔵核兵器の古いやつの“芯”でしょ?違うかな・・

<メモ>
チッソ石油化学株式会社は、1969年(
昭和44)年7月に核燃料物質の使用の許可を得て、合成ガス製造用の触媒として劣化ウランの使用を開始し、ところがその後劣化ウランを含まない触媒が開発されたことから使用中止となる。
同社はその旨を報告し核燃料物質の使用の廃止届を科学技術庁へ提出し受理され、現在は国などの厳重な管理の下、保管業務だけを行っている。

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コメント

下記コピペになりますが、宜しくお願いします。

Linkの件共々、了解しました。
写真を撮る者として、多くの方に見て頂けるのは有り難いことです。
尚、こちらもLinkを貼っておきます。

投稿: M.Hermitage | 2012年11月21日 (水曜日) 21:53

M.Hermitageさんへ

ありがとうございますo(_ _)o

投稿: 玉井人ひろた | 2012年11月21日 (水曜日) 22:03

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