おらの選挙区の分析
私の住むところは福島選挙区での「2区」になりますが、御多分に漏れず前回の衆議院選挙で落選した自民党候補の前職のN氏が返り咲き当選をいたしました。
このN氏の小選挙区得票数に対して私が選挙分析させていただきますと、こうなります。
- 平成17年得票数⇒ 約 125,000票(当)
- 平成21年得票数⇒ 約 111,000票(落)前回比減
- 平成24年得票数⇒ 約 98,000票(当)前回比減
- 有権者数(票)⇒ 約 344,000人(票)
- 投票者数(票)⇒ 約 195,000人
- N氏以外の票⇒ 約 91,000票
- 無効の票数 ⇒ 約 5,000票
- 投票棄権者数⇒ 約 150,000人
見ての通り出馬するたびに票を減らしてきていますし、上記結果ら得られるのは、当選したものの福島2区の有権者の約70%以上にあたる約24万と6千人の2区県民からは「N氏はふさわしくない」と判断されたことになります。
このことをよ~く頭に入れておいてもらいたいものです
そして、よくN氏は地元の候補者を自負しますが、高校まで郡山市に住み暮らしていましたが、高校卒業後は東大⇒中央省庁役人と言うぐあいに40年以上も東京で暮らす人ですから、とても福島県をよく知る人物とは言い難いです。
ましてや生まれが中通りですから、原発事故や津波に遭って避難を余儀なくされている浜通りの地域の人々にはにはまったく知名度が有りません。
そのN氏が、今度の安倍政権では初入閣することが確実になったようで“復興特命大臣”になるらしいですから不安です。
前回のお友達内閣と揶揄された安倍総理時代の閣僚の顔ぶれでしたが、N氏はそのお友達の一人ですから、また、あの揶揄されたお友達内閣ができそうな気配です。
N氏は政策作りは旨いそうですが、前回の自民党野中幹事長に名指しで「軽薄な態度の議員」として叱責された福島県の恥ともいうべき人物で、その性格や言動に問題がある人物でもあり、私はとても不安です。
参考までに福島2区においての比例での自民党票の前回比は次のような結果でした。
- 平成17年、自民党の得票数⇒ 90,619票
- 平成21年、自民党の得票数⇒ 68,209票・前回比減
- 平成24年、自民党の得票数⇒ 50,896票・前回比減
自民党は全国的にも言えますが、比例の票も前回より大きく減らす結果となりました。その分の票は維新にすべて流れたようです。
| 固定リンク | 0
コメント
こんばんわ。
・「文章」を読んで。
自分は、「投票棄権者数」が気になりますね。
やはり、今回の選挙の「投票率の低調」が大きく影響しているのが分かりますね。
投稿: H.K | 2012年12月23日 (日曜日) 21:11
H.Kさんへ
それだけ、投票したい人物がいなかった証拠ですが、権利放棄は良くないですね
投稿: 玉井人ひろた | 2012年12月23日 (日曜日) 22:04
当地も2区ですが、落下傘部隊の人です。
しかも官僚経験者。
とはいえ、当選するのですから対立候補がダメなんでしょうね。
投稿: もうぞう | 2012年12月24日 (月曜日) 08:21
もうぞうさんへ
どうしても中央省庁に顔が効く候補者を出したがるのは自民党組織の作った構図のようです。
これも‘天下り’と言えるのだと思います。
投稿: 玉井人ひろた | 2012年12月24日 (月曜日) 11:52
おはよう御座います☆
要は人材がないので、人より政党を選ぶといった感じなのかな。
なので前回の選挙、民主党の追い風もあったけど、お嫁に来ましたなどという、太田和美なんかが入選してしまうのです。
投稿: M.Hermitage | 2012年12月25日 (火曜日) 07:11
M.Hermitageさんへ
今回の選挙ではその追い風のほとんどが維新に吹いた結果となりましたね。
以前と変わらない‘前職’が多くて、「またあいつか」となったのかもしれません。
投稿: 玉井人ひろた | 2012年12月25日 (火曜日) 10:23