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2012年12月 4日

使用‘推奨’期限・・・すいしょうきげん?

食品には「賞味期限」とか「消費期限」というのが必ず明記されています。

乾電池にも期限を表す日付が記載されていますが、お気づきでしょうか?そこには食品にによく似ているのですが「使用推奨期限」というものになっています(※、電池には明確な規定が無いため、推奨としているらしい)。

知っている人はこの年月日を目安にして、「日付が過ぎたのはもう使えない」として.、まだ電圧は十分なのに交換している方もいるかもしれませんが、それは誤解です。

<使用推奨期限(しようすいしょうきげん)とは>

その記載してある期限内に使い始めればJIS規定の性能をめいっぱい発揮する乾電池であることを表しているもの
(※マンガン電池の単1~2=3年・単3~4=2年、アルカリ乾電池単1~4=5年・単5=2年、エヴルタ=10年

つまり、使用推奨期限内に使い始めた乾電池は電気が十分に残っていれば交換の必要は無いということのようです

ただ、その期限を越すと減り方が早くなることは間違いないようです

おまけの雑学⇒「アルカリ電池の危険」の要因には次の2つがある

その1>電解液に強アルカリの水酸化カリウム水溶液が使われていること
その2>アルカリ電池そのものが液漏れしやすいこと

  • 水酸化カリウム水溶液は人体に付くと火傷する
  • 機材内部で漏れると金属や一部樹脂をも腐食させる
  • 電池室の端子を接触不良にして使用不能にする
  • 基盤にまで到達すればその家電そのものが使用不能になってしまう
  • 最悪の場合は水素ガスを発生し爆発する危険性が有る

液漏れの原因には「過放電」と過充電」なのですが、そうなるには次のような悪い使い方がそれだそうです。

  1. 電池容量(=電圧)のばらついている電池を混合して装填使用した
  2. 電池容量は同じだが、使用推奨期限が違うものを装填使用した
  3. 電池容量は同じだが、メーカーが違うものを装填使用した

電圧が下がった電池は電圧が降下しても、電圧が正常な電池によって放電を強制され続けるんだそうで、その結果として過放電になり液漏れを起こすようです

私もそうですが、年末に乾電池を交換する人は少なくないはずで、まだ十分使える乾電池は無理に交換しない方が経済的ですから、気を付けたいですね。
そしてマンガン電池も利用する方が賢い使い方のようです。

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コメント

期限が記してあるのは知っていましたが、「推奨」だったとは記憶にありません。
電池自体に液漏れが無く、器具が作動すれば、普通に使っていますよ。

投稿: もうぞう | 2012年12月 4日 19:02

もうぞうさんへ

わたしは、今年有りました。危なく機器をダメにするところでした
電圧が下がっていたのに、あまり使わないものなので放置していたのが原因のようです

投稿: 玉井人ひろた | 2012年12月 5日 08:01

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