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2013年1月23日 (水曜日)

「口は禍の元(門)」と言うけれど

福島市の瀬戸孝則市長が、15日の大阪訪問で橋下徹大阪市長へのあいさつの際と、その後の記者会見で次のような発言がなされたのだそうです。

橋下市長と話した時の発言>
久しぶりに放射能から頭が離れまして、すっきりしているところでございます

記者会見での発言>
除染作業で出た廃棄物の取り扱いについて「自分のところの庭に安全に(保管している)。意外と(放射性)セシウムっていうのは安全に保管できるんですよ

それらの発言を聞いた地元の福島市民らから「福島市民や県民に対し不適切発言ではないか」という苦情が複数寄せられたそうです。

1月21日、これらの苦情が来たことを受けて瀬戸市長は、発言の趣旨を説明する記者会見を行い、次のような話をしました。

  • 前者>「(原発事故)対応の渦中にある私たちの思いを、関西地区の方々に伝えたいという思いが強くあった
  • 後者>「十分な仮置き場の確保が進まない中で、宅地に保管せざるを得ないという、本市の実情を伝えようとした

新聞社によっては「解説」ではなく「釈明」という書き方をしているところが多いですが、わたしは「解説」の言葉の方が合っていると思いました。

なぜなら、記者に「ことばは適切だったか?」という質問に対しハッキリととした強い口調で「わかりません」と発言したからです。

この「わかりません」の言葉の奥には「同じ言葉でも、聞く人によって受け取り方は千差万別ですから、話す方としては判断がつかない」という思いがありありと見える表情と口調だったからです

私としては、今の県民の心情と現状を市長は言ったという考えですから、問題ないと思います。
苦情を寄せた人は極一部の者でしょうが、いろいろな考え方が有りますからね。こればっかりはどうしようもないことです。

ただ、マスコミがそれを面白おかしく報道することとなったことは、悔しいです。

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コメント

おはよう御座います☆

これは何というか、多くの政治家や著名人が槍玉に上がるけど、周囲が些細なことを騒ぎ過ぎといった感を受けることもあります。

投稿: M.Hermitage | 2013年1月25日 (金曜日) 07:29

M.Hermitageへ

まさにそうだと思います。重箱の隅・・、あげあし・・、など言う人にはそれだけの理由もあるのでしょうが、それを大げさに書くことが趣味と言うか仕事のマスメディアのように見えます

投稿: 玉井人ひろた | 2013年1月25日 (金曜日) 08:14

まあ・・・・関西の私にしては橋下氏には応援したくなるところもありますが・・・色々発言には気をつけて欲しいです。でも、キバも爪も抜いてしまったら彼のよいところも無くなるとは思います。長年の大阪府や市・・・あまりに情けなかったですから。

投稿: 山口ももり | 2013年1月25日 (金曜日) 09:30

山口ももりさんへ

誤解をされているようですね。

今回、話題になった発言の主は福島市の「瀬戸市長」ですよ

投稿: 玉井人ひろた | 2013年1月25日 (金曜日) 11:14

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