環境省への疑問・その1⇒「指定区域」
東日本大震災とそれによって起きた福島第一原発事故が起きた年の夏の終わり、平成23年8月30日に「放射性物質汚染対処特殊法」というものが公布され、翌年明けの平成24年1月1日から全面施行されました。
この法律は、東京電力福島第一原発事故に伴う放射性物質の環境の汚染への対処に関し、国、地方公共団体、関係原子力事業者等が講ずべき措置や目標等について定めることにより、環境の汚染による健康への影響を速やかに軽減することを目的としています。
そこで、具体的に目標とする環境放射線量も1時間当たりにして「0.23マイクロシーベルト」という数値が定められ、この数値(0.23μsv/h)を越している地域は環境省によって「汚染状況重点調査地区」に指定されました。
>指定された市町村名(2012年2月環境省報道資料より)
- 岩手県(3)
一関市、奥州市及び平泉町の全域 - 宮城県(9)
石巻市、白石市、角田市、栗原市、七ヶ宿町、大河原町、亘理町、丸森町及び山元町の全域 - 福島県(41)
福島市、郡山市、いわき市、白河市、須賀川市、相馬市、二本松市、伊達市、本宮市、桑折町、国見町、大玉村、鏡石町、天栄村、会津坂下町、湯川村、三島町、昭和村、会津美里町、柳津町、西郷村、泉崎村、中島村、矢吹町、棚倉町、矢祭町、塙町、鮫川村、石川町、玉川村、平田村、浅川町、古殿町、三春町、小野町、広野町及び新地町の全域並びに田村市、南相馬市、川俣町及び川内村の区域のうち警戒区域又は計画的避難区域である区域を除く区域
以上、東北地区の合計は‘53市町村’です。
そして、関東↓
- 茨城県(20)
日立市、土浦市、龍ケ崎市、常総市、常陸太田市、高萩市、北茨城市、取手市、牛久市、つくば市、ひたちなか市、鹿嶋市、守谷市、稲敷市、鉾田市、つくばみらい市、東海村、美浦村、阿見町及び利根町の全域 - 栃木県(8)
佐野市、鹿沼市、日光市、大田原市、矢板市、那須塩原市、塩谷町及び那須町の全域 - 群馬県(12)
桐生市、沼田市、渋川市、安中市、みどり市、下仁田町、中之条町、高山村、東吾妻町、片品村、川場村及びみなかみ町の全域 - 埼玉県(2)
三郷市及び吉川市の全域 - 千葉県(9)
松戸市、野田市、佐倉市、柏市、流山市、我孫子市、鎌ケ谷市、印西市及び白井市の全域
以上が関東圏合計が51市町村、総合計では「104市町村」が指定を受けました。
さて、私の疑問がお分かりでしょうか?
「なぜ、東京都には全く指定地区が無いのか?」
どう考えても、入っていないというのは不思議ですよね。あそこには何か“バリアが張ってある”のでしょうかね。
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コメント
う・う・・・ん。まさか、外国人記者たちが大勢居るからとか???へんですねえ。
投稿: 山口ももり | 2013年1月22日 09:13
山口ももりさんへ
なにか意図的なものを感じますよね
投稿: 玉井人ひろた | 2013年1月22日 12:09