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2013年1月 7日

ハート形の羊羹の話し

福島県二本松市(にほんまつし)の老舗御菓子店に「玉嶋屋」と言うお店が有ります。何と言っても有名なのは、ゴムの袋に羊羹が詰められた「玉羊羹(たまようかん)」です。

この玉羊羹は昭和12年(1937)に「戦地でも柔らかい羊羹が食べられるようにしてほしいい」という福島県の知事と日本軍の依頼を受けた「玉嶋屋支店」が開発し発売されたものですが、現在は同支店が廃業したため本店に当たる「玉嶋屋」が、その販売製造を受け継いでいます。

同店は、開発から75年目の記念にあたる平成19年に「ハート形玉羊羹」を発売し始めていましたが、今年は1月14日まで限定でそのハート形玉羊羹のゴム容器に「ありがとう」「おめでとう」の文字が入ったものを販売しているそうです。

種類も従来の黒い小豆のほか、ピンク色のモモ、肌色のメープルの3色があり、ちょっと見ると羊羹には見えないくらいです。

最近、他県が製造した玉羊羹が販売されているのを近くのスーパーで見かけましたが、そう言うのにも対抗しての新作なのかもしれません。

御菓子業界も、“甘くない”ですね

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